サイトアイコン IT NEWS

格安SIM・格安スマホ(MVNO)利用者の満足度は?オリコンが調査結果発表

SIMカード iPhone
 
格安SIM・格安スマホ」と呼ばれるMVNO利用者に聞いた満足度調査の結果をオリコンが発表しました。SIMカード単体の「格安SIM」ではNUROモバイルとmineoが、SIMフリースマホがセットの「格安スマホ」ではイオンモバイルが、それぞれ総合満足度トップを獲得しています。

「格安SIM」の総合満足度、NUROモバイルとmineoが同率首位

オリコンが発表した格安SIM・格安スマホの利用者満足度調査における「格安SIM」は自社ブランドでSIMカードを提供するサービス、「格安スマホ」はSIMカードとSIMフリー端末のセット商品を提供するサービス事業者(ともにキャリアのサブブランドを含む)を指します。
 
なお、オリコンは携帯キャリア4社、携帯3社によるオンライン専用新料金プランの満足度調査結果も発表しています。
 
「格安SIM」の満足度調査は、2014年に調査を開始しており、今回で8回目となります。
 
調査は、過去1年以内にMVNO及びサブブランドの公式サイトまたは店舗でSIMカードを新規または他社からの乗り換えで購入・開通設定を行い、現在メインで利用している18歳〜84歳の利用者1,760人を対象に、2021年7月9日〜9月21日の期間、インターネットアンケートで実施しています。
 
「格安SIM」の総合満足度は、NUROモバイルとmineoが共に74.2点の同点でトップとなりました。NUROモバイルは初、mineoは2018年以来2度目の総合1位です。
 
以下、UQ mobile、OCNモバイルONE、イオンモバイルなどが続いています。
 

 

NUROモバイルは2項目、mineoは4項目でトップ評価

「格安SIM」の満足度は、「加入手続き」「初期設定のしやすさ」「繋がりやすさ」「プランの充実度」「コストパフォーマンス」「サポートサービス」「付帯サービス」「保証サービス」 の8項目で評価しています。
 
NUROモバイルは、「初期設定のしやすさ」「コストパフォーマンス」の2項目で、mineoは「加入手続き」「プランの充実度」「コストパフォーマンス」「サポートサービス」の4項目で、それぞれ1位を獲得しています。
 
「繋がりやすさ」「保証サービス」ではUQ mobileが、「付帯サービス」ではY!mobileが、それぞれ1位となっています。
 

 
NUROモバイルのユーザーからは「プランがシンプルでわかりやすい。料金が格安な点も良い(20代・女性)」「月額利用料金が安い。データ繰越が翌月自動的に適用される点が良い(40代・女性)」といった声が寄せられています。
 
mineoのユーザーからは「料金が安くてプランもわかりやすい。フリータンク、アプリのログインボーナスなど独自のサービスが面白い(20代・女性)」「多様な料金プランがある点が良かった(40代・男性)」などの声が聞かれました。

推奨意向ではNUROモバイルが1位

利用しているサービスを人に薦めたいかを「とても薦めたい」「まあ薦めたい」「あまり薦めたくない」「全く薦めたくない」の4段階で評価し、得点化した結果は、NUROモバイルが78.0点、mineoが75.9点でした。
 
以下、UQ mobile(73.4点)、OCNモバイルONE(71.6点)、IIJmioとY!mobile(ともに69.6点)などが続いています。
 

 

「格安スマホ」ではイオンモバイルが3度目の総合トップ

SIMカードとSIMフリースマホをセットにした「格安スマホ」の利用者調査は、2015年の調査開始から今回で7回目となります。
 
調査は、過去1年以内にMVNO及びサブブランドの公式サイトまたは店舗で、SIMカードとSIMフリー端末を新規または他社からの乗り換えで購入・開通設定を行い、現在メインで使用している18歳〜84歳の1,660人を対象に、「格安SIM」と同じく2021年7月9日〜9月21日の期間、インターネットアンケートで実施しています。
 
「格安スマホ」の総合満足度上位は以下のとおりです。イオンモバイルが、2017年、2020年に続いて2年連続3回目のトップに立ちました。
 

  1. イオンモバイル(73.4点)
  2. mineo(69.5点)
  3. IIJmio(69.0点)
  4. UQ mobile(68.9点)
  5. OCNモバイルONE(67.5点)

 

 

イオンモバイル、9項目中8項目でトップ評価

「格安スマホ」の満足度は、「加入手続き」「初期設定のしやすさ」「繋がりやすさ」「プランの充実度」「コストパフォーマンス」「サポートサービス」「付帯サービス」「保証サービス」「端末のラインナップ」の9項目の評価を集計しています。
 
イオンモバイルは、9項目中「端末のラインナップ」を除く8項目で1位を獲得しています。なお「端末のラインナップ」では総合3位に入ったIIJmioが獲得しています。
 

 
イオンモバイルの利用者からは、「料金が安いので通信に不安がありましたが今までと変わらず、早く替えればよかったと思いました(50代・女性)」「窓口担当者の説明が分かりやすい(60代・男性)」といった声が寄せられています。

推奨意向はイオンモバイル、mineo、UQ mobileがトップ3

利用しているサービスを人に薦めたいかを「とても薦めたい」「まあ薦めたい」「あまり薦めたくない」「全く薦めたくない」の4段階で評価し、得点化した結果は、イオンモバイルが75.1点でトップでした。
 
以下、mineoが70.8点、UQ mobileが70.6点で続いています。
 

 

国内MVNO契約数、2021年3月に初の減少を記録

MM総研の調査によると、国内MVNOサービスの回線契約数は2014年の調査開始以来増加を続けてきましたが、2021年3月末時点の調査では初の減少を記録(前年同期比で15.9%減)、約1,262万回線でした。
 
MM総研は、MVNO契約数が減少した理由を3大キャリアによる新料金プランの投入や、楽天モバイルのMNO参入の影響と分析しています。

 
 
Source:オリコン (1), (2), (3)
(hato)

モバイルバージョンを終了