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AirTagを悪用した車両盗難がカナダで増加中〜地元警察が注意喚起


 
Appleの紛失防止タグAirTagを悪用した車両盗難事件が、カナダで多発しています。地元警察が注意を呼びかけています。

駐車場で狙った車にAirTagを仕掛ける

カナダのオンタリオ州南部、トロントに隣接するヨーク地域の警察署によると、2021年9月以降、AirTagを悪用した高級車の盗難事件が複数発生しており、ヨーク警察署は現在5件の捜査にあたっているとのことです。
 
手口はこうです。犯人らはショッピングモールなどの駐車場に停めてある車の、見えにくい場所にAirTagを設置します。そしてAirTagで被害者の車を追跡、自宅に停まったのを見計らって盗む、という訳です。

昨年だけでも2,000件以上の車両盗難が発生

犯人らはドライバーなどを使って、警報が鳴らないように注意しつつ、運転席または助手席のドアを開けます。それからダッシュボードの下にある車載故障診断装置(OBD)ポートに、工場設定に戻すために使われる電子機器を接続、プログラムを組み替えて自分たちが持参した鍵が使えるようにし、車を盗んでしまうそうです。
 
昨年だけでも、ヨーク地域では2,000台以上の車が盗まれています。ヨーク警察は100人以上を逮捕、約350台の盗難車を取り返しましたが、今回のAirTag利用のような新たな手口が次々に生まれており、対処が追いつかない状態とのことです。

車を盗まれないための対策とは

ヨーク警察は車両盗難に遭わないために、次の対策を取るよう呼びかけています。
 

 
 
Source:York Regional Police via MacRumors
(lunatic)

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