Appleを始めさまざまなメーカーが注目する、RISC-Vアーキテクチャ採用の新型CPUコアが発表されました。
SiFiveの「P650」は前世代に比べて大幅な性能向上を達成し、スマートフォンにも採用されるかもしれません。
前世代より50%の性能向上を達成したP650
SiFiveのP650は、オープンアーキテクチャであるRISC-Vアーキテクチャに基づいて設計されたCPUコアです。
前世代のP550に比べてクロックサイクルあたりの性能を40%向上し、クロック周波数の向上と合わせて50%の性能向上を達成しています。
前世代のP550はArmのCortex-A75を上回る面積性能比を備えているとされていましたが、P650はさらに新しい世代のArm製CPUコアに対抗できる性能を備えていそうです。
P550はIntelが同社のプラットフォームでサポートしています。
スマホへの採用も?
P650は最大で16コアのマルチコア構成をサポートし、データセンターからエッジコンピューティング、自動車、情報処理、モバイル向けなど、さまざまな分野に利用できるとされています。
RISC-Vアーキテクチャを採用したCPUで動作するAndroidスマートフォンが2022年に登場するという情報もあり、このP650が使われる可能性もあるでしょう。
RISC-Vについては、Appleが人材を募集し、IntelとGoogleが採用製品を発表するなど、今後の普及が期待されています。
Source: SiFive via Notebookcheck
(ハウザー)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-424571/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania