FacebookやInstagramを運営するMetaは現地時間12月7日、Instagramの未成年(10代)ユーザーの保護を目的に、保護者による利用時間制限機能の導入等を計画していると発表しました。保護者による制限は2022年3月に実装される予定です。
保護者によるサポート機能導入を計画
Meta(旧社名:Facebook)は現地時間12月7日、公式ブログを更新し、Instagramの未成年ユーザーの保護を目的とした新機能の導入を計画していると発表しました。2022年3月の導入を目指しています。
公式ブログによると、新機能により保護者が未成年ユーザーのInstagramの利用時間を確認したり、1日の利用時間の上限を設定したりすることが可能になります。
また、未成年ユーザーが他のInstagramユーザーを通報する際に、自身の保護者に通知するオプションが追加される見込みです。Metaは、通報の通知オプションにより、保護者が未成年ユーザーと話し合う機会を提供できると主張しています。
記事執筆時点において、Instagramの新機能はMetaの英語版ブログでのみ発表されており、2022年3月以降に保護者による制限機能が日本でも利用可能となるのか、今後の発表が待たれます。
休憩を促す機能も
Metaは、米国や英国、カナダ、オーストラリア等において、一定時間アプリを利用している未成年ユーザーに対して休憩を促す「Take A Break」機能を導入したと発表しました。
2022年前半には全世界の未成年ユーザーへの適用を予定していると表明しています。また過去の投稿やコメント等を一括して表示し、削除を容易にする機能も2022年1月に導入される予定です。
成人との交流制限を強化
Instagramでは2021年3月、自身をフォローしていない未成年ユーザーに対して、成人ユーザーがDMを送信する行為が制限されました。
Metaは12月7日、更なる交流制限として、フォローされていない成人ユーザーが未成年ユーザーをタグ付けしたり、メンションしたりすることも禁止すると発表しました。2022年前半に導入される予定です。
Metaは、2021年10月の内部リークにより、利益を優先して若年層のユーザー保護を怠っていると一部から批判されています。今回の未成年保護の取組強化により、ユーザー保護を重視している姿勢をPRする狙いもありそうです。
Source:Meta via 9to5Mac
(seng)
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- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania