一家に一台あると何かと頼れるポータブル電源。スマホやタブレットなどを充電したり、車載用家電に給電したりと便利なアイテム。特に冷え込む季節のアウトドアや車中泊には欠かせない存在です。
ただそんな便利なポータブル電源も、スマホやPCなどの内蔵バッテリーと同じく、経年による品質の劣化は防げません。特に「うちはそこまで頻繁にキャンプに出向くわけじゃないし、どちらかといえば災害時への備えがメイン」なんて場合、年数回使うだけなのにただ持っているだけで劣化するというのはなんだか納得がいかない……。
そこで紹介したいのがおなじみアンカーの新製品「Anker 521 Portable Power Station(PowerHouse 256Wh)」(2万4800円)。一般的なポータブル電源と比べておよそ6倍という、驚きの長寿命を実現した大容量バッテリーです。
まずざっくりとスペックを整理しておきましょう。バッテリー容量は80000mAh/256Whで、本体サイズは幅216×奥行き144×高さ211mm、重さは3.7kg。多すぎず少なすぎずの容量と、片手で運べるサイズ感は、ソロでのキャンプや車中泊にはちょうどよさそう。
出力ポートにはAC× 2、USB-C×1、USB-A×2、DCシガーソケット×1と、使い勝手のいい6ポートを搭載、ACの最大出力は200Wで合計出力は最大398W。ドライヤーやケトルなど直接熱を発するモノの使用には不向きですが、屋外でプロジェクターやDVDプレイヤーなどを楽しみたい時、ワーケーションでPCを使う時、また冬キャンプで重宝する電気毛布などの使用には問題ありません。
冒頭でもお伝えしたように、大きなポイントはなんといっても電池寿命の長さ。リン酸鉄リチウムイオンの中でも特に高品質なセルを使用することで、充放電サイクル3000回を行ったあとでも初期容量の80%以上をキープ。メーカー試算による理論値では、気温25度で1回あたり放電深度100%で1サイクルの銃放電を週3回、8年間使ったとしても、経年劣化による最大容量の低下はなんと10%以下とのこと。
本体内蔵バッテリーへの充電は付属のACアダプターを使って行いますが、USB PD 60W対応の急速充電器を持っている人なら付属ACアダプターと同時に使用することで、最短で約2.5時間というスピード充電も実現可能。
さらにこの「Anker 521 Portable Power Station(PowerHouse 256Wh)」は、本体を家庭用コンセントなどにつないで内蔵バッテリーを充電しながら同時に外部デバイスにも給電できるパススルー充電にも対応、時間と容量を効率よく使えます。普段からよく使う家電とコンセントの間に接続しておけば、簡易的なUPS(無停電電源装置)として突然の停電などに備えられます。
本体前面の大きなディスプレイでは、バッテリー残量や電力供給可能な残り時間を分かりやすく表示。
また正面に備えたLEDライトは平時にランタンとして使用できるほか、非常時にはSOSを知らせるフラッシュライトとしても活躍、また不意の停電ではポートやスイッチの位置を確認するのにも役立ちます。
アウトドアでの活用はもちろんですが、いざという時のために日常生活の中で備えられる実用性の高い機能と性能は大きな魅力。手ごろな価格も、一人暮らしなど少人数の家庭での備えにうってつけです。
>> Anker
<文/&GP>
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- Original:https://www.goodspress.jp/news/417991/
- Source:&GP
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