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【レビュー】驚きの電池持ち!iPhone連携できるAmazfit GTR 3 Pro


 
明るく鮮やかな丸い文字盤と、最大12日間ものバッテリー持続が特徴のスマートウォッチAmazfit GTR 3 Pro」を2週間あまり使用した感想をレビューします。現在、1台購入するとスマートウォッチがもう1台もらえるキャンペーンも実施されています。

スマートウォッチ世界3位ブランド「Amazfit」の最上位モデル

Amazfit GTR 3 Pro」は、Counterpoint Researchが発表したスマートウォッチの出荷台数でApple、Samsungに次ぐ世界3位のシェアを持つAmazfitのフラッグシップモデルです。OSはZepp OSを採用しています。
 

 
「Amazfit GTR 3 Pro」には、黒い本体にシリコン製バンドを組み合わせたインフィニットブラックと、ゴールドの本体にブラウンレザーのバンドを合わせたブラウンレザーの2色が用意されています。筆者は、インフィニットブラックをレビュー用にお借りしました。
 

 
パッケージには、本体のほか、専用の充電器、日本語の記載もあるマニュアルが同梱されています。
 

 
本体とバンドを合わせた重量は58グラムです。
 

 
なお、筆者が使っているApple Watch Series 5(GPSモデル、44mm)とシリコンバンドを合わせた重量は64グラムでした。

ペアリングは簡単。初回アップデートは時間に余裕を

初期設定は、スマートウォッチに表示される2次元バーコードを、iPhoneにインストールした「Zepp」アプリで読み取ると簡単にペアリングできます。
 

 
ペアリングの直後は動作がやや不安定でしたが、アプリからアップデートを実行すると動作が格段に安定しました。アップデート後に、工場出荷時の状態に戻しても最新のソフトウェアが維持できており、再度アップデートする必要はありません。
 

 
最初のアップデートの際はスマートウォッチを電源に接続し、iPhoneの近くに置いておく必要があります。工場出荷時の状態によると思いますが、筆者の場合はアップデート完了まで約45分間かかりました。iPhoneのOSアップデートと同様、時間に余裕のある時に作業することをお勧めします。
 

 

約2週間、みっちり使ってみた

約2週間、片腕にAmazfit GTR 3 Pro、片腕にApple Watch Series 5を装着して生活してみました。
 

 
Amazfit GTR 3 Proに付属するブラックのシリコン製バンドは、Apple Watchのシリコンバンドと比べてバンドの穴が多く、きめ細かく装着感を調整できます。時間帯や体調によって腕がむくんでも、穴の位置を調整することでジャストフィットで装着できます。
 

 
水深50メートルに対応できる5ATM(5気圧)等級の耐水性能があるので、水洗いはもちろん、水泳などにも利用できます。筆者は毎日、外出から帰ると、Amazfit GTR 3 Proを外して水洗いしていました。
 

 

丸くて明るい大画面が特徴

Amazfit GTR 3 Proの最大の特徴である1.45インチの円形のUltra HD AMOLED ディスプレイは、最大1,000ニトと明るく、331PPIの精細さを持ちます。明るい屋外でも見やすいほか、特にアナログ時計は丸い文字盤との相性が良いと感じました。
 

 
ともに画面の明るさを最高にしたApple Watch Series 5と並べてみると、Amazfit GTR 3 Proの画面が大きく、表示がより鮮やかに感じられます。
 

 
本体部分の厚みは、Apple Watch Series 5とAmazfit GTR 3 Proでほぼ同じです。
 

 

スッキリ目覚めるアラームやiPhoneの音楽再生リモコンにも

画面表示を常時オンにしておけば、腕を上げずに必要な情報を確認できます。常時オンで表示する文字盤は、通常表示の文字盤とは独立して設定できます。ブラックを基調としたシンプルなアナログ時計が、丸い文字盤にマッチします。
 

 

画面を下にスワイプするとコントロールセンターが表示され、バッテリー残量の確認、音量や画面の明るさ、ペアリングしたスマートフォンを鳴らして呼び出す機能などが使えます。
 

 
画面を上にスワイプすると、通知をまとめて確認できます。
 

 
通知を受け取りたいアプリは、「Zepp」アプリから選択できます。
 

 
よく使う機能はショートカットに登録しておき、画面を右にスワイプして呼び出すことができます。
 

 
アラームには「スマートアラーム」機能をオンにすると、設定した時刻から30分以内の範囲で眠りが浅いタイミングでアラームが鳴るので、スッキリと目覚められます。
 

 
「ミュージック」アプリは、iPhoneで再生中のタイトル表示、音量調節、曲のスキップが可能です。iPhoneで再生中のApple Musicやポッドキャストを操作することができます。
 

 
なお、iPhoneの「Zepp」アプリ経由で、スマートウォッチ本体に音楽ファイルを転送することもできます。サンプル楽曲が入っていたので再生してみると、大きめのボリュームで鳴らすこともできるので、エクササイズのBGMなどに良さそうです。

ひと通りのアプリが揃う、特にヘルスケア系が充実

アプリは、運動量の測定や心拍数、血中酸素レベルのモニタリング、体表温度測定、音声メモなどのアプリが利用できます。ヘルスケア系のアプリが充実している印象です。
 

 
特にヘルスケア関連のアプリが充実しており、測定したデータはiPhoneの「ヘルス」に保存することができます。
 
面白いと思ったのは「ワンタップで測定」機能で、心拍数、血中酸素レベル、ストレスレベル、呼吸速度の4つの項目を一気に測定することができます。所要時間は約45秒です。
 

 
iPhoneの「Zepp」アプリでは、運動量や睡眠の推移をチェックできます。
 

 
空き容量を確認できるアプリで計測したところ、ストレージのサイズは約3GBで、文字盤を3つダウンロードした状態で空き容量は約2.3GBでした。
 

 

豊富な文字盤はカスタマイズも可能

文字盤は、iPhoneアプリで選んでインストールし、スマートウォッチで選択できます。丸い文字盤を活かしたクラシカルな時計のデザインのほか、多くの情報を表示できるデザイン、クリスマスに合わせたアニメーション文字盤などが揃います。
 

 
入手した文字盤は、画面を長押ししてから左右にスワイプすると簡単に切り替えることができます。
 
公式Webサイトによると150種類以上の文字盤が入手可能で、今後は、ユーザーが自由に文字盤をデザインできるようになるそうです。
 

 

バッテリーの持ちをチェック

Amazfit GTR 3 Proは、バッテリー持続時間の長さが特長のひとつです。公式Webサイトでは、標準的な使用で12日間、ハードな使用でも6日間の連続使用が可能と案内されています。
 

 
常時有効にするとバッテリー消費が増えると注意が表示される、画面の常時表示、ストレス、心拍数などを常時取得状態にして使ってみました。
 

 
寝る前にフル充電して睡眠を記録し、朝に外出して夜に帰宅した時点で、Amazfit GTR 3 Proはバッテリーが70%〜80%程度残っている日が大半でした。Apple Watch Series 5は同じ条件で30%〜40%と、寝る前に充電が必須でした。
 
筆者のApple Watchは約2年間使ってバッテリーが弱ってきているとはいえ、Amazfit GTR 3 Proのバッテリー持ちの良さには驚かされました。
 

 
バッテリーの消費が増える機能をひと通り有効にした状態で、日曜の夜にフル充電したAmazfit GTR 3 Proを装着して就寝、睡眠を記録しながら使用し、昼も夜も装着し続けたところ、バッテリー残量が10%を切ったのは金曜日の夜でした。
 
Amazfit GTR 3 Proの充電は、本体背面の端子に充電器を磁力で吸着させて行います。
 

 
バッテリー残量60%まで減った状態から、10分間の充電で75%、20分間で88%、30分間で93%まで充電できました。
 
Apple Watchは毎日充電が必要で、泊まりがけの旅行では充電器を忘れられませんが、Amazfit GTR 3 Proは各種機能をフルに使って、短期間の旅行や出張なら充電器を持たずに出かけられます。

Alexaも使える

Amazfit GTR 3 Proでは、デジタルクラウンを1秒間長押しすると、Amazonの音声アシスタントAlexaを呼び出すことができます。
 

 
話しかけて、文字表示で情報を得ることができるほか、Alexaに対応した家電製品やLED電球を操作することができます。
 

 
スマートリモコン「Nature Remo」経由でAlexaに連携させているテレビやエアコンも、手元で操作ことができました。

まとめ:明るく大きな画面と電池持ち、iPhoneとの連携もスムーズ

Amazfit GTR 3 Proの丸くて大きな文字盤は、明るくて見やすいという機能性だけではなく、Apple Watchとはひと味違う個性があり、特にアナログ文字盤との相性が良いと感じました。
 
特に、充電不要で数日間使えるバッテリー持ちの良さは、大きなメリットです。
 
iPhoneと連携させて音楽再生の操作、通知の受信、測定したヘルスケアデータの「ヘルス」アプリへの取り込みなどもスムーズにできていました。
 
使っている人の多いApple Watchとは違うモデルを持ちたい、だけど便利な通知機能やヘルスケア機能を利用したい、という方に適したスマートウォッチだと感じました。

通常価格は39,800円、期間限定でもう1台もらえる!

Amazfit GTR 3 ProはAmazon.co.jpやYahoo!、楽天などのECサイトのほか、ヨドバシカメラやビックカメラなどの大手家電量販店でも購入可能で、本稿執筆時点での販売価格は39,800円(税込)です。
 
2021年12月10日〜12月22日の期間は、「Amazfit 年末福袋キャンペーン」として、期間中に「Amazfit GTR 3 Pro」「GTR 3」「GTS 3」をAmazfitの公式オンラインストアで購入すると、Amazfitのスマートウォッチがもう1台もらえるキャンペーンが実施されています。
 

 
対象製品を公式オンラインストアで購入すると先着180名に「Amazfit Bip S Lite」「Amazfit Bip S」のいずれかがプレゼントされます。なお、「Amazfit Bip S Lite」「Amazfit Bip S」のモデル、カラーは選ぶことができません。
 

 
さらに、抽選で20名に「Amazfit GTS 3」が当たります。「Amazfit GTS 3」のプレゼントは、12月24日(金)に抽選が行われます。
 

 
詳細は、Amazfitのキャンペーンページでご確認ください。
 
 
参照:Amazfit GTR 3 Pro
(hato)

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