各種部品の小型化や実装技術の向上によりスマートフォンに必要なさまざまなパーツが小型化される一方、バッテリーだけは小型化が進まず、最近ではスマートフォンの中に占める体積の割合がかなり高くなっています。
この状況を改善すべく、Xiaomiが「High-Silicon」リチウム電池技術を発表しました。
バッテリーを小型化可能な「High-Silicon」リチウム電池技術
Xiaomiが発表した「High-Silicon」リチウム電池技術は、その名前が示すとおり、通常のリチウムイオン電池に比べて負極に3倍のシリコンを含んでいる点が特徴です。
また、制御回路を小型化するための新しいパッキング技術も採用しており、同じ体積を持つ通常のリチウムイオン電池に比べてバッテリー容量が10%大きくなるとXiaomiは述べています。
これにより、スマートフォンのバッテリー動作時間が100分延びるとのことです。
10%というと効果が薄いように感じますが、iPhone13シリーズの分解写真からもわかるとおり、バッテリーが最近のスマートフォンの体積全体に占める割合はかなり高く、重量もあるため、大きな効果が見込めるでしょう。
2022年後半から量産予定
このHigh-Siliconリチウム電池は、2022年後半から量産開始予定です。
このため、近く発表が噂されているXiaomi 12シリーズには間に合わないかもしれません。
Source: Xiaomi/Weibo via Wccftech
(ハウザー)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-426545/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania