OxeFit(オックスフィット)は2021年、堅調な1250万ドル(約14億2000万円)のシリーズAラウンドと「筋力トレーニングに高度なロボティクスと人工知能を持ち込む」という漠然とした計画とともにデビューした。4月、それはXP1の登場とともに具現化している。43インチタッチスクリーンを備え、最大500ポンド(約226.8kg)の筋力トレーニングが可能な業務用ジム / リハビリ / スポーツシステムだ。
さらに同社は、好景気に沸くホームフィットネスの世界に、XS1をひっさげて乗り込んだ。業務用を縮小した家庭用バージョンで、人気のホーム筋力トレーニングシステムであるTonal(トーナル)やTempo(テンポ)などに対抗するシステムだ。
XS1システムは32インチのタッチスクリーンを備え、250ポンド(約113.4 kg)までの広範囲な筋力トレーニング・エクササイズを行える。さまざまなアドオンアクセサリーを付加することで、標準筋力トレーニング、ローイング、ピラティスなど数多くのワークアウトが利用できる他、同社のAI / ロボティクスへの取り組みは、数多くのホームフィットネスプラットフォームと一線を画しているとOxeFitは強調した。
「XS1は専門トレーニング施設で提供されているものと同じレベルのオールボディクロスファンクショナルワークアウトを提供する唯一のホームフィットネスシステムです。ロボティクスと人工知能を利用したパーソナルな計画とコーチングによって、あなただけの筋力強化プログラムを実施します」と共同ファウンダーでCEOのMohammed Shnableh(ムハンマド・シュナブレー)氏はリリースで語った。
過去数年間で激化した競争に加えて、同社は多くの地区でジムが再開したことによる業界全体の売上低下とも戦わなくてはならない。ちなみに、Peloton(ペロトン)とTempo(テンポ)が最近、500ドル(約5万7000円)以下のエントリー製品を発表しているのに対して、OxeFitのシステムは5999ドル(約68万2000円)からで、これに月額40ドル(約4500円)のソフトウェアサブスクリプションが加わる。これは他のタッチスクリーンベースのホームフィットネスブランドより2000~3000ドル(約22万7000〜34万1000円)高い価格だ。
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同社は、プロアスリートを中心としたマーケティングに力を入れており、NFLのDak Prescott(ダック・プレスコット)やMLBのMatt Kemp(マット・ケンプ)の名前を挙げてシステムを宣伝している。
画像クレジット:Oxefit
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(文:Brian Heater、翻訳:Nob Takahashi / facebook )