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診察前後の時間を大幅減。患者向けスマホアプリ「MyHospital」導入4例目へ

「MyHospital」を導入した医療法人 新成医会 総合リハビリテーションセンター・みどり病院の写真

SMBCグループの株式会社プラスメディは、12月13日から医療法人 新成医会 総合リハビリテーションセンター・みどり病院にて同社が開発・運営する患者向けスマホアプリ「MyHospital」の提供を開始することを発表しました。

診察の前後をすっきりさせるDX

「MyHospital」は医療機関で採用されている電子カルテシステム、医事会計システムなどと連携し、カルテや処方せん情報、待合順番情報、会計情報などを反映する患者向けのスマホアプリです。

事前にアプリにクレジットカード情報を登録しておくことで支払いできる「外来費後払い会計サービス」や、事前にコンビニやコピー機のある場所からFAX送信を行う手間をカットできる「処方箋情報FAX送信サービス」など、通院に関わる時間を短縮するほか、患者の健康管理も最適化します。

DX化で病院側も業務が円滑になるだけでなく、患者の病院内滞在時間を短縮させることで密を避ける効果が見込まれます。

医療機関に合わせてカスタマイズしたサービスを提供

今回の病院で同アプリの導入は4例目。「外来費後払い会計サービス」や「処方箋情報FAX送信サービス」を同病院に向けてカスタマイズしました。提供するサービスは従来と同様ですが、医療機関ごとに電子カルテシステムや医事会計システムが異なるため、これに先立つ設計に約6か月の準備期間を要したとのこと。

現在は300床以上規模の総合病院などをメインターゲットに据えていますが、株式会社DONUTSが提供するクリニック向けのクラウド型電子カルテ「CLIUS(クリアス)」との提携をきっかけに、今後はクリニックなどでのサービス提供も目指します。来年2022年の3月までには10病院との契約を見込んでいるとのことです。

同社は各病院に対してヒアリングを実施しており、今後も新しい機能の実装を検討。今回のリリースにあたり、広報担当の九島氏は「私たちが提供するのは、 “普通” を変えて人の生活を豊かにすること。医療領域での事業を拡大しながら、様々な分野で社会に貢献していきたいです」とコメントしました。

PR TIMES (1)(2
株式会社 プラスメディ サービスサイト

(文・川合裕之)

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