株式会社ナビタイムジャパンが提供している乗換案内アプリ「乗換NAVITIME」は、2021年12月14日より、各駅停車を優先した「各駅停車でゆっくりルート」の表示を開始します。
通常の検索結果に加えて自動で表示
「各駅停車でゆっくりルート」は、出発地から目的地までの乗り換え検索をすると、通常の検索結果(最大4件)に加えて、乗換回数が少なく各駅停車のみで行けるルートが提案される機能。ユーザーが特別な設定をすることはなく、検索時に候補となるルートがある場合に自動で表示されます。
同機能で”各駅停車”として考慮される列車種別は、鉄道事業者で「各駅停車」「各停」「普通」などと案内されている電車。そういった”各駅停車”のみのルートの中で、極端に所要時間がかかるルートや遠回りになってしまうルートを除外し、従来の最短ルートなどと並べて表示することで、ユーザーのニーズに合った移動体験を実現していきます。
多様な移動ニーズをカバー
同社には、コロナ禍で移動に対するニーズが変化する中、ユーザーから「最短最安よりも空いているルートを使いたい」「乗り換えずに1本で行けるルートが知りたい」などの声が寄せられていたようです。そこで、優位性が低いとの判断から従来は表示していなかった「各駅停車のみのルート」を表示することになったといいます。
同機能により、検索結果画面に表示される混雑具合を参考にして混雑を避けたルートを選択することができるようになるでしょう。また、お手洗いなどで急な降車が必要になる子ども連れのユーザーや、体調不良などを懸念しているユーザーにとっても、安心して移動できる手段を探せる機能と言えそうです。
(文・Higuchi)
- Original:https://techable.jp/archives/169011
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口