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ユニクロ「+J」のダウンパーカが見た目以上に暖かくて機能的で初日の出にも重宝しそう!

<&GP編集部員が買ってみた!使ってみた!>

12月も半ばを過ぎ、いよいよ冬らしい寒さになってきました。寒くなると空気が澄んでくるので、散歩がてらよく夕日を見に行きます。1時間ほどの間に目まぐるしく変わる空の色を、ボーッと眺めるだけの癒しの時間。

が、寒いと「夕空がきれいだな」なんておセンチな気分も吹っ飛び、「もういっか」となるわけです。だから寒空の下、ジッとしてても耐えられる防寒装備は不可欠なんですが、ちょうど良さそうな服が手元にありません。そんな時にタイミングよくで発売されたのが、+Jの「ダウンオーバーサイズパーカ」です。

発売日当日、会社近くのユニクロへ試着に行き、その暖かさと価格(なんと1万4900円!)に驚き、即購入。使ってみると、見た目以上に機能的でこの冬の1着に決定しました!

■ボリューミーでゆったりフィット

「+J」は、ユニクロと世界的なデザイナー、ジル・サンダー氏によるコラボレーションプロジェクト。“着やすさと手頃さ、そして高品質のアイテムによって生活の質をより良くするというミッションの下でスタートした”というだけあって、着やすく手頃。寒さを気にせず外出しようって気になるので、生活の質も良くなったのかもしれません。

そんな+Jで購入したのは、「ダウンオーバーサイズパーカ」のブラック、Mサイズ(着丈73.5、肩幅53.5、身幅62cm、裄丈87.5cm)。身長164cmで、普段はSサイズを着るのですが、インナーにフリースを着る想定でゆとりあるサイズを選びました。

着るとお尻がすっぽりと隠れるくらいで、同じくらいの身長でもう少し小さいサイズを選んでいる人もいるようなので、着用してから選ぶのがいいかもしれません。

Sサイズだと腕を前に伸ばした時に袖丈が短かったのも、Mサイズを選んだ理由。Mで、下のフリースが袖口からのぞくぐらい。

カラーはブラックとオリーブ、ブラックにネイビーの切り返しのあるツートーンの3色。どれも捨てがたかったのですが、手持ちの服を考えて無難な黒を選択しました。

■多彩に使える着脱式のフード

 

名前の通りオーバーサイズのゆったりフィットで、身長が低いため上半身のボリュームが半端ありません。また着丈が長い分、足がより短く見えてしますが、その分お尻が隠れて暖かいから良しとします!

フードは、かぶらない、かぶらずに首元を閉める、かぶって首元は開ける、かぶって首元を閉める、と選択肢は豊富。写真は、フードはかぶらずに首元を閉めた状態です。

フードをかぶって首元を閉めれば、かなりの冷気をシャットアウト可能! ネックウォーマーと帽子をプラスして、上からフードをかぶれば完璧。顔回りの寒さに対応できます。

表地は、ポリエステル60%、複合繊維40%で、アウトドアブランドのダウンのように柔らかなナイロンではなく、マットで生地感のあるしっかりした素材。中わたは、ダウン90%、フェザー10%で、フードを前部分の立ち上がりが高く実用的です。

アウトドア系のダウンはすき間をなくすためにフード一体型が多いものの、タウンユースが考えられているため、フードはファスナーで着脱可能。普段はつけっぱなしですが、取れるのは意外と便利です。

フードを取るとスッキリ。普段使いでスーツの上に羽織るならフードはない方が合わせやすいし、フードのフラップが電車の中でも邪魔になりません。

ちなみに電車に乗るときは要注意! 暖房が入った車内に色々着込んで、さらにこのアウターを着ると、暑過ぎて汗をかきます。

■デザインだけではない機能性の高さ

ジル・サンダーとのコラボということでデザイン優先かと思いきや、かゆいところに手が届く機能が満載。おしゃれアウター以上の存在です。

フロントのメインファスナーは、エレメント(務歯)の大きな普通のプラスチックファスナーなのですが、フラップ付きなので風をしっかりと遮ります。しかも、ペラペラの布だけでなくしっかりと中わたも封入。

ちなみにダブルファスナーなので、暑さ調整も容易です。

フロントファスナーの上止め部分には、顔が当たっても痛くないようにチンガードを装備。ちょっとした気配りがうれしいポイントです。

手首はスナップボタンで調整する仕様。面ファスナーのようにギュッと絞れないので、普段は緩め、どうしてもというときはキツめで対応します。

感心したのが、ひじ回りの処理。なんと立体裁断で、動きやすくなっているのです。

サイドのポケット内は起毛しており、暖かくて快適。手の甲がすっぽりと入るぐらい深く、手袋をせずに夕日を見に行っても問題なし!

ポケットは深く、財布やスマホなどもしっかりと入ります。また下から上へと引き上げるファスナー付きで、滑り落ちることなく安心。ファスナーの引き手には「+J」の刻印が。

胸の切り返し部分にもポケットが付いているのですが、こちらは浅く、何を入れるかは悩みどころ。

■暖かさの秘密は内側にもあり!?

マットな質感の外側に比べ、内側はテロテロのナイロン100%。吸湿性が低いため体温を内部にとどめてくれます。

内側にもポケットが付属。深さはありますが、補強等はされていないので、軽いものにしておくのがいいかもしれません。

裾にドローコードが付いているので、下からの寒気もシャットアウト。しかも引っ張った時にブラブラしない仕様になっています。

■海辺でじっとしてても寒くない!

購入後、何度か「ダウンオーバーサイズパーカ」を着て夕日を見に行ったのですが、12月とはいえまだ気温が高かい(夕方で7〜9℃ほど)せいもあり、じっとしていても寒さを感じることがありません。

いまだどれほどの実力を秘めているのか未知数ですが、手持ちのアウターの中で1、2を争うほどの暖かさ。その実力が発揮されるのは、年末以降の予感です。

ということで、2022年の初日の出にも重宝すること間違いなし! ただし、初日の出を見に行くときは、下半身が冷えるので下半身対策も考えないとですが。

暖かく、使いやすい機能的なアウターで、1万4800円は破格! 今年の冬は手放せなくなりそうです!

>> ユニクロ「+J」

<文/澤村尚徳(&GP)>

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