Appleの元最高デザイン責任者のジョナサン・アイブ氏が、持続可能な試みを行う企業に贈られるテラカルタ憲章のイニシアティブを取る英皇室チャールズ皇太子と、サステナビリティについて語り合った、と伝えられています。
アイブ氏が憲章シールのデザインを担当
「テラカルタ憲章(Terra Carta Seal)」とは、真に持続可能な市場の創造に向けた取り組みとその勢いを示しているグローバル企業を表彰するもので、根幹を成すサステナビリティについて行動するべき10の分野の要点への支持をチャールズ皇太子が積極的に呼びかけています。
2019年にAppleを退社し、自身のデザイン会社LoveFromを立ち上げたアイブ氏が憲章のシールのデザインを担当したことが以前報じられましたが、今回英雑誌Wallpaper*が公開した動画で、チャールズ皇太子とアイブ氏が持続可能性の重要さについて語り合う様子が映し出されています。
40年以上呼びかけてきたことにやっと企業が耳を傾けてくれた
「テラカルタの原動力となったのは、40年以上にわたってさまざまな問題に対する意識を高め、多くの人たち、特にビジネス界の人たちにサステナビリティの必要性を理解してもらおうと努力してきましたが、金融業界の人たちに真剣に受け止めてもらうことができなかったという事実です」と、チャールズ皇太子はコメントしています。
アイブ氏は最初にテラカルタについて聞いたとき、「取り組んでいる課題の奥深さにも関わらず、恐怖や恐ろしさがなく、むしろ美しい楽観主義であることに大きな衝撃を覚えた」と語っています。
チャールズ皇太子率いるSustainable Markets Initiativeは、テラカルタ憲章の受賞企業をすでに発表していますが、Appleの名前はリストに含まれていませんでした。Appleサプライヤーで、日本での工場建設計画も進めている台湾チップメーカーTSMCはテラカルタ憲章を受賞しています。
Source:Wallpaper* via AppleInsider
Photo:California College of the Arts – CCA/YouTube
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-427727/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania