Apple TV+で配信されている、Appleのオリジナル映画「スワン・ソング(原題:Swan Song)」のまとめ動画が、YouTubeの公式アカウントに公開されました。アカデミー賞を始めとした“賞レース”を強く意識した作品となっています。
人生と死をテーマにしたSF映画
アカデミー賞を二度受賞しているマハーシャラ・アリと、演技派女優ナオミ・ハリスが主演する、SF映画「スワン・ソング」のエッセンスを2分にまとめた動画が、Apple TV+公式チャンネルに投稿されました。マハーシャラ・アリ演じるキャメロンが、技術の確立した未来において不治の病と宣告されたことで、何をなすべきか、人生や愛とは何なのかを学んでいく物語です。
今より少し先の未来、主人公のキャメロン・ターナーは不治の病と診断される。愛する妻子を悲しみから守るため、ある実験を提案された彼は、運命にあらがおうと葛藤する。愛と喪失、犠牲について考えさせられるSFドラマ。(Apple公式Webサイトより)
撮影監督には日本人
内容はもちろんですが、この映画がAppleにとってどのような狙いを持つのかを知っておくことは重要です。
この映画で主演を務めるマハーシャラ・アリとナオミ・ハリスは、2016年に公開されアカデミー賞で3部門受賞となった「ムーンライト」で共演しています(このうちアリは助演男優賞を受賞しています)。
演技力に定評のある2人を再び共演させることで、芸術的作品として高い評価を受けている「ムーンライト」が、否が応でも思い出されるだけではありません。他にも「フェアウェル」でゴールデングローブ賞を獲得したオークワフィナ、アカデミー賞8回ノミネートの経験を持つベテラン女優グレン・クローズが脇を固めます。
また撮影監督は、アカデミー賞映画「世界にひとつのプレイブック」や「荒野の誓い」などの高柳雅暢(マサノブ・タカナヤギ)が担当します。
アカデミー賞を強く意識?
この豪華さを思えば、例年アカデミー賞へのノミネート入りを強く意識する作品が集まる12月に、あえて劇場で封切ったのも決して偶然ではないでしょう(アカデミー賞は、授賞式前年の1年間にアメリカ国内の特定地域で公開された作品が対象)。
Appleはすでに「テッド・ラッソ」でゴールデングローブ賞を獲得していますが、アカデミー賞には手が届いていません。ライバルであるNetflixのように、ドラマだけでなく映画でも存在感を示したいのは明らかで、Appleにとって「スワン・ソング」は今後の同社の方向性を占ううえで、非常に重要な作品というわけです。
Source:iMore,Apple TV+,IMDb
(kihachi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-428218/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania