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米Hulu、ユーザーのストリーミング習慣に関する統計情報を含むパーソナライズされた年末まとめ機能を提供

遅ればせながら、米HuluもSpotifyの「S⁠p⁠o⁠t⁠i⁠f⁠y⁠ま⁠と⁠め⁠2⁠0⁠2⁠1」のような年末まとめを提供している。Huluが提供しているのは、ユーザーそれぞれの視聴習慣を「Your TV DNA」ツールを使って知ることができるというオプションだ。ツールは新しいウェブサイトからアクセス可能で、ユーザーは、2021年の自分の個人的視聴習慣のプロフィールにアクセスできる。ツールはユーザーのストリーミング習慣を分析して、最もよく観たジャンルや映画、テレビ番組のエピソードをいくつ観たのかといっや情報をシェアする。

まとめを見るためには、まずウェブサイトでHuluアカウントにログインする。するとツールがユーザーのデータを分析して、それから、最もよく観たジャンルが表示される。カテゴリー名は「エッジの効いたコメディー」や「ハラハラドキドキのドラマ」「犯罪ドラマ」といった感じだ。まとめには「ストリーミングペルソナ(ストリーミングの性格)」という項目があり、2021年の視聴習慣がわかる。

ツールには、次回、ユーザーが訪れた際、観るべきものを推薦する機能もある。このレコメンデーション機能には、ユーザーがこれまで観たものに基づいてコンテンツを薦めてくれる。また、自分のまとめをソーシャルメディアで他の人たちとシェアするオプションもある。

「2021年、Huluは初めて加入者が自分の視聴DNAの閲覧をリクエストする機会と、希望すれば自分のストリーミングペルソナを堂々と共有できるツールを提供します。本日より、加入者はYourTVDNA.comにアクセスし、2021年を通じてパーソナライズされたHuluの視聴習慣を見るようリクエストすることができます」と同社はブログで述べている。

画像クレジット:Hulu

同社がこの新機能をローンチしたのは、毎年行われるSpotifyの「S⁠p⁠o⁠t⁠i⁠f⁠y⁠ま⁠と⁠め⁠2⁠0⁠2⁠1」のおかげで、年末のまとめをシェアするという行為がますます人気になり、ソーシャルメディアで広くシェアされているためだ。その成功を見て、他社がその人気機能をマネるのも当然だ。Huluも多くのデジタル巨人たちに合わせて、自ら「まとめ」風機能をリリースした。先にFacebookとInstagramは、ユーザーがそれぞれの「Year in Review」機能を導入して、ユーザーにその年に思いをはせる方法を提供した。Redditもユーザー個人のまとめを展開し、ユーザーの習慣に関する統計を提供している。一方Snapchatは今週「Year End Story」機能をローンチした。

Huluは、個人のまとめだけでなく同プラットフォーム全般のトレンド情報も発表している。それによると、最も多く観られたコメディーは「Only Murders in the Building(マーダーズ・イン・ビルディング)」で、最も多く観られた連続ドラマは「Nine Perfect Strangers」が記録を更新した。そして、アダルトアニメが、Huluで最も観られた時間が多かったジャンルだった。

同社によると、2021年にストリーミング量が最大だった日は1月31日日曜日で、おそらくJohn Krasinski(ジョン・クラシンスキー)氏がホストを務める「Saturday Night Live(サタデー・ナイト・ライブ)」のエピソードを前夜から見ていたことが大きい。オリジナル以外の連続ドラマでは、もっとも多く見られた医療ドラマが「The Good Doctor(ザ・グッド・ドクター)」で、それは2020年にもこのカテゴリーのトップだった。ノンオリジナルで人気が高かった連続ドラマは他に「Law & Order:SVU(LAW & ORDER:性犯罪特捜班)」と「Modern Family(モダン・ファミリー)」だった。

画像クレジット:Hulu

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(文:Aisha Malik、翻訳:Hiroshi Iwatani)

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