家で仕事や作業する際などに流し聞きできることから、近年ラジオやポッドキャストなど音声コンテンツの人気が上昇しています。特にラジオはスマホやPCなどで「radiko」アプリを通して聴取できる上、1週間以内の放送はさかのぼって聞くことができるなど利便性も良くなっています。
そのような流れの中、空気中の電波をキャッチしてラジオを聴くというFMチューナーをオーディオ機器として発売しているのは、現在ヤマハとアキュフェーズの2社のみという状況です。
デジタルデータではなく、昔のように電波を受信してラジオを聞くというアナログ的な楽しみはある意味では贅沢なものとなっているのです。そんな楽しみを手軽に楽しめるのが、音楽之友社から発売されたstereo編 ONTOMO MOOK「電波受信が面白い!FMラジオの深層へ」(1万6500円)。A4判32ページのムックに、付録としてラックスマン製の真空管FMチューナー・キット「LXV-OT8」が付属したセットです。
本書に付いているラックスマン製の真空管FMチューナー・キット「LXV-OT8」はFMだけでなくAM放送も聞けるワイドFMに対応しており、FMの高周波数帯域(90.0~94.9MHz)で聴取可能です。
キットを組み立てるには特別な工具は必要なく、プラスドライバー1本あればOK。工作初心者でも安心して組み立て可能です。なお、本キットは好評だった2019年9月発売の「電波を受信せよ!真空管FMチューナー」と同一の製品です。
本体前面中央にはチューニング用のツマミが配置されており、操作しやすいよう大きさになっています。FMの受信周波数のノーマル/ワイドの切り替えもスイッチでラクに操作できます。
前面右側にはインジケーター部分があり、周波数のチューニングが合うと上段のオレンジ色のLEDが点灯し、さらにステレオの音声を受信できると中段も点灯。最下段はワイドモード時に点灯します。
サイズはW180×H86×D118mmで重さは620グラム。フタを開けて付属の真空管(12AU7)を交換すると、音色の違いを楽しむことも可能。背面に付属のACアダプターやアンテナ線を取り付けます。
ムックにはキットの組立方法のほか、「改造のススメ ~音をもっとよくするには?~」「真空管FMチューナー 音のよさの秘訣を探る」「真空管チューナー、どう鳴らす?アンプとスピーカーで遊ぶ オーディオのススメ」などの記事や、特別対談などを収録しています。真空管の温かい音で年末年始のラジオを楽しんでみませんか?
<文/&GP>
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- Original:https://www.goodspress.jp/news/420771/
- Source:&GP
- Author:&GP