株式会社バカンは、福岡県太宰府市と共同で観光DXを推進する取り組みを開始します。
その第1弾として、2021年12月28日より太宰府天満宮の参道の混雑情報の配信をスタート。日本屈指の人気観光スポットである太宰府天満宮の混雑状況をリアルタイムに可視化することで、密を避けた「分散参拝」の実現をサポートしていきます。
参道の混雑状況を24時間リアルタイム配信
太宰府天満宮の初詣期間には、毎年200万人が訪れると言われ、参道には長蛇の列ができるようです。昨今のコロナ禍で密のリスクへの対応が求められるなか、このたびバカンが提供するリアルタイム空き情報配信プラットフォーム「VACAN」を活用した取り組みがスタートします。
両者が目指す、観光DX
バカンと同市は、この取り組みを皮切りに、得られた混雑データを用いて混雑予測や人流解析といった新しい活用方法を含む観光DXを推進していく構え。混雑状況の可視化を起点に地域住民や観光客が快適に過ごせる街づくりを進めていくとのことです。
「VACAN」には、先述の「VACAN Maps」の他、AIカメラを通じてその場にいる人数を計測し、待ち時間の算出などができる「VACAN AIS」や、トイレの混雑状況を配信する「VACAN Throne」、トイレの個室に設置した小型デジタルサイネージで動画広告を配信する「AirKnock Ads」などの機能が備わっています。これらの機能をさまざまな施設などと連携させることで、両者が目指す観光DXが実現するかもしれません。
なお、これまでTechable(テッカブル)では、バカンに関する記事を複数公開してきました。「VACAN」が有する各機能や導入事例などについて詳しく知りたい方はこちらからどうぞ。
(文・Higuchi)
- Original:https://techable.jp/archives/169954
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口