時事通信は12月29日、フランス政府が学校でのいじめ行為に対して最大禁固10年の刑事罰を課す方針と報じました。スマートフォンのスクリーンショットによる通報を可能とするアプリも開発中の模様です。
ネットでのいじめが増加
時事通信によると、フランスの国民議会は2021年11月、いじめ加害者への処罰を厳罰化する改正法案を可決しました。被害者が自殺した場合、最大で10年の禁固刑と15万ユーロ(約1,950万円)の罰金を科される内容となっています。国民議会での可決により、2022年1月以降に上院で審議を進めることとなります。
また時事通信は。フランス政府はネットでのいじめ増加を問題視しており、2022年2月には被害者がスマホ等のスクリーンショットでいじめ行為を通報可能なアプリを提供する予定だと報じました。さらに、端末のペアレンタルコントロール機能を強化する措置も検討している模様です。
SNSが若年層のメンタルヘルスに多大な影響を与えているとの意見もあり、Instagramでは保護者による利用時間制限等の新機能の開発が発表されています。
なお、InstagramやFacebookを運営するMetaは、若年層への影響を認識しつつ放置したと批判されており、2021年の「今年最悪の企業」に選出されました。
Source:時事通信
Photo:Nathan Hughes Hamilton / Flickr
(seng)
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