留まることを知らない釣りの進化。細分化したメソッドの数だけロッドを使い分けるのも釣りの醍醐味ですが、これから道具選びをする初心者にとっては少々ハードルが高すぎるもの。
そこで初心者にもおすすめなのが、DAIWAのパックロッド「7 1/2 (セブンハーフ)」(実勢価格:3万円前後)です。
2021年にリリースされたセブンハーフは、スピニングリール用6機種、ベイトキャスティングリール用6機種の計12機種のラインアップで、全モデルともレングス(全長)を7フィート6インチ(約2.3m)に統一しているのが名前の由来です。
継ぎ数は4本で、収納したときの長さ(仕舞寸)は約63cmとコンパクト。旅行やバイクツーリングでも携帯しやすく、キャンプのプラスアルファのお楽しみとして用意したりと、アクティビティに釣りを気軽にプラスできるのが魅力です。
7フィートという長さは、遠投性能と取り回しの良さのバランスを見極めて設定されたもの。主にルアーフィッシングを想定していますが、「あらゆるフィールドを自分流に楽しもう!」のコンセプト通り、対象魚はトラウト、バス、シーバスをはじめ、ロックフィッシュ、クロダイ、エギング、アジングなどかなりの実力です。
例えば、「野池でブラックバスを狙った帰りに、漁港で晩ごはんのおかずにアジをサビキで釣ろう」なんていう自由なスタイルもフォローしてくれるわけです。
継ぎ目が増えるパックロッドは、構造上ベンディングカーブ(曲がり)が不自然になりがちですが、最先端カーボン技術の「X45」「HVF」や、ジョイントシステムの「V-ジョイント」技術を採用することで、強靭かつ竿全体が素直に曲がるテーパーデザインを実現。継ぎ目が多いパックロッドほど、テクノロジーの恩恵をストレートに受けていると言えます。
素直なアクションはキャスティングのコツをつかみやすく、釣り歴ほぼゼロの女性編集部員も、1時間ほどで華麗なキャスティングをキメていたほど。
使いやすく、ゆったりとした気分で釣りができるので、キャリア数十年のベテラン勢も大いに気に入った様子でした。
アクションは、スピニングモデルはUL(ウルトラライト)からH(ヘビー)まで、ベイトモデルがL(ライト)からXH(エクストラヘビー)まで用意され、繊細さが必要なアジングやメバリングをはじめ、よりパワーが必要な青物釣りまでカバーします。
汎用性の高いロッドは、使い込むほど物足りなさを感じることがあるもの。でもそれは自分がステップアップした証拠で、目指す釣りに最適化したロッドを買い足すタイミングなのかもしれません。
そして、新しいロッドを使いこなしたころ、アイデア次第で自由に釣りが楽しめるセブンハーフの懐の深さに惚れ直すはず。そのクセのない素直な使い心地は、スキルアップした釣り人ほど手放せない魅力を持っているのです。
<取材・文/杉山元洋 写真/田口陽介>
杉山元洋|自転車やSuperCubなどの二輪車と大衆酒場を愛する、下町育ちの編集者兼ライター。男性情報誌、ビジネス、生活情報、グルメなど、幅広い分野の雑誌・ウェブ記事制作に携わる。Instagramアカウント:xcub_redbear
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- Original:https://www.goodspress.jp/reports/422744/
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