株式会社ウェルタスは、地方独立行政法人新小山市民病院予防医学センターにて、フィンランド発の血液健康スコア化サービス「My Nightingale(マイ ナイチンゲール)」の提供を開始。
2021年12月20日より、健康診断や人間ドックのオプション検査として利用可能となりました。なお、同サービスは今後、全国の医療機関への提供を拡大していく見込みです。
人間ドックでは測定しない項目も測定
測定する250項目には、心血管疾患・2型糖尿病リスクに特に関連が強いとされる16項目が含まれ、そのうち11項目は、「分岐鎖アミノ酸」や「オメガ3の割合」など通常の人間ドックでは測定しない項目です。これにより、心血管疾患(脳梗塞、心筋梗塞など)と糖尿病の将来リスクを評価します。
発症予防の生活改善への動機づけに期待
「My Nightingale」を開発したフィンランドのナイチンゲールヘルス社は、核磁気共鳴スペクトル分析を用いた独自の血液解析技術を活用し、世界各国のバイオバンク(血液などの生体試料を研究目的で保管する機関)と共同研究を進めてきました。血液サンプルの分析においては、100万検体以上の実績があり、その研究成果をもとに開発されたのが、「My Nightingale」です。
ウェルタスを通じて国内ではじめて同サービスを導入した新小山市民病院予防医学センターの中野真宏先生は、同サービスの結果が受診者にとってわかりやすく、発症予防の生活改善への動機づけに効果があると感じ、導入を決めたとコメントしています。
(文・Higuchi)
- Original:https://techable.jp/archives/170042
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口