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木目ボードに情報を映す「mui プラットフォーム」がCES2022に出展。Alexaとの連携も

mui Lab株式会社は、2022年1月5日~7日にラスベガスで開催される世界最大規模のテクノロジー見本市「CES 2022」に、天然木を活用したインターフェースを通じて情報を提供する「muiプラットフォーム」を出展します。「CES 2022」では、Amazon Alexaとの連携などの協業プロジェクトを紹介するようです。

またこのたび、2022年6月に一般公開予定の世界共通スマートホーム標準規格である「Matter」に対応したことも発表。これにより、多様なスマートホームデバイスとの相互通信が可能となり、ストレスフリーでシームレスなデジタル体験を実現します。

「muiプラットフォーム」とは?

「muiプラットフォーム」は、一見ただの木のように見えるインターフェイス「muiボード」を通じて、さまざな情報を提供するシステム。「muiボード」は、CPU、メモリ、ディスプレイ、タッチセンサーといった従来のコンピューターと近い部品を採用しつつ、空間に溶け込み“違和感”を低減させるデザインとなっています。

この「muiボード」を通じて提供する情報は、情報過多を引き起こす可能性のある「ノイズ」をフィルタリングした最低限のもの。ニュースや天気予報の確認、タイマーの設定など生活に役立つ情報をミニマルなディスプレイに適した形で提供します。

そんな「muiプラットフォーム」は、CES 2022開催に先駆けて発表された“CES 2022 Innovation Awards”を受賞しました。なお同社は、2019年にも「muiボード」でCES Innovation Awardsを受賞しており、今回は2度目の受賞となります。

「CES 2022」で紹介予定の協業プロジェクト

今回の「CES 2022」では、以下の協業プロジェクトの一部を紹介するようです。

まずは、Alexaとの連携で音声操作が可能となった「muiボード」。ユーザーは、Alexaを通じて、天気の確認やタイマーの使用、アラームのセットなどをハンズフリーで実行することができます。また、タイマーセット時に、時間経過を視覚的に把握できる曲線を描くなど、斬新な表示方法も特徴のひとつでしょう。

次に、SAPとのコラボレーションで構築した、顧客関係管理システム「Qualtrics」を導入している企業などへフィードバックを行うアンケートシステム。ユーザーが「muiボード」に手書きのメッセージを書くと、手書き文字の認識技術によってこれを企業などにフィードバックするというものです。ユーザーが自身の手で書くことで、より思慮深いフィードバックが期待できるといいます。

そして、JIBUN HAUS.株式会社と共同開発し、2021年12月に提供を開始した「muihaus.」。これは“時を超えて家族の絆を深める家”であるべく、家族の軌跡を紡ぐデジタル柱「柱の記憶」を備えた家です。「柱の記憶」は、家族が書き込んだ落書きや子どもの身長などを記録し、いつでも引き出すことができます。

「Matter」に対応

mui Labは、2022年6月に一般公開予定の世界共通スマートホーム標準規格「Matter」に参画。スマートホーム製品間の互換性を高める規格である「Matter」に加入したことで、muiプラットフォームは、アプリケーションやデータモデル、クラウドサービスなどを通じて「Matter」対応のスマートホームデバイスと相互通信することが可能となります。

「Matter」には、Amazon、Apple、Googleなどグローバル企業が200社以上参画中。電球、コンセント、ドアロック、セキュリティシステム、テレビ、アクセスポイントなどが「Matter」対応のデバイスの一例です。

PR TIMES

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(文・Higuchi)

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