2021年末にリリースされたiPad用のSwift Playgrounds 4で制作された、最初のアプリ「ToDon’t」が、App Storeで公開されました。開発者は、Swift Playgrounds 4の不十分な点と優れた点について評価し、発見した不具合を共有しています。
Swift Playgrounds 4で開発・公開された初のアプリ
Appleは2021年の世界開発者会議(WWDC21)で、従来はMacでのXcodeが必要だったアプリの制作・公開プロセスをiPad用のSwift Playgroundsだけで可能にすると発表し、11月にはSwift Playgrounds 4のベータ版を公開し、12月に正式版を公開しました。
現地時間1月4日、「しないこと」を整理できるシンプルなタスク管理アプリ「ToDon’t」が、Swift Playgrounds 4で開発されたアプリとして初めて、App Storeで公開されました。日本のApp Storeでも入手可能です。
※アプリの金額については記事執筆時の価格を記載しております。インストール前に、「App Store」での表示価格をご確認いただきますようお願いします。
Swift Playgrounds 4の良いところ、不十分なところも評価
開発元のCephalopod Studioの開発者であるマット・ウォーラー氏は、Swift Playgrounds 4を使って開発中に発見した不具合をAppleに報告し、報告番号とあわせてブログで公開しています。
ウォーラー氏はSwift Playgrounds 4について「到底、完璧とは評価できない」として、アプリ内購入がTestFlightに送信しないと確認できないことや、CloudKitの使い勝手、デバッグのプロセスに問題があると指摘しています。
一方で、プレビューの動作が速いこと、コード補完やUIプロトタイプ制作の使い勝手、App Storeへの提出が簡単であることなどを高く評価し、「これはまさに遊び場(playground)だ!」と楽しくアプリ開発ができたとコメントしています。
I put out my iPad Swift Playgrounds app on the App Store! We’re on Product Hunt too
ToDon’t: A to-do app with a twist: tasks to do & not do https://t.co/A8EwCm32xc by @wattmaller1
— Matt Waller (@wattmaller1) January 5, 2022
Source:Cephalopod Studio, 9to5Mac
(hato)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-431228/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania