昔ながらのパソコンユーザーにとっては、OSやドライバーのインストールにはフロッピーディスクを使うのが当たり前でした。
Microsoftはこの伝統をいまだに引きずっており、最近までWindows 11ですらデフォルトのドライバーインストール元パスにフロッピーディスクを使っていましたが、ようやくシステムディスクを使うように変更されました。
デフォルトのドライバーインストール元が”A:\”だったWindows
Windowsはデバイスマネージャーから手動で各デバイスのドライバーを更新できます。
このとき、「ドライバーの更新」→「コンピューターを参照してドライバーを検索」→「コンピューター上の利用可能なドライバーの一覧から選択します」→「ディスク使用」を選ぶと、以下の画像のように標準で”A:\”が参照されていました(画像はWindows 10のもの)。
この“A:\”は少なくともMS-DOS時代からのMicrosoftの伝統で、フロッピーディスクドライブに割り当てられています。
つまり、今やフロッピーディスクドライブが付いているパソコンは皆無であるにもかかわらず、Windowsはフロッピーディスクドライブを標準のドライバーのインストール元として使っていたということです。
実際、ウィンドウの上部にも「フロッピー ディスクからインストール」とあります。
Windows 11 Build 22000で標準パスがシステムディスクに変更
しかしながら、ようやくこの伝統からの脱却がおこなわれ、Windows 11 Build 22000からは標準でシステムディスクを参照するようになりました。
以下の画像が変更後の画像です。
表示されるアイコンからもフロッピーディスクが取り除かれました。
ただ、日本語版では依然として上部に「フロッピー ディスクからインストール」と表示されており、修正が忘れられているようです(英語版の場合は修正以前から”Install From Disk”とだけ表示)。
ドライバーの標準のインストール元がフロッピーディスクドライブではなくなったものの、最新版のWindows 11でもフロッピーディスクドライブはサポートが継続されています。
Source: Windows Latest
(ハウザー)
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- Source:iPhone Mania
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