米国最大級のクラウドファンディングサイトKICKSTARTERでは、精度2mmのレーザー距離計「iRULER M130」の応援購入を受け付けています。記事執筆時点で約2400名の支援者から約16万ユーロ(約2000万円)を集めており、目標額に対する達成率は2000%を超えるほどの人気ぶりです。
誤差はわずか2mm以内
iRULER M130は、距離・面積・体積の測定に加え、ピタゴラスの定理に基づく長さの計算や、メートル法とインペリアル法の間の変換まで可能な小型レーザー距離計です。98フィート(約30メートル)まで測定可能で、誤差はわずか2mm以内。
レーザーを搭載した同製品のメリットは、やはりテープが一切不要だという点。販売会社は「スマートなデジタル測定方式で、これまでにない便利で使いやすい体験を提供します。ポケットに忍ばせておけば、何度でも手軽に高い精度で計測してくれます」とコメント。
内蔵のバックライトのおかげでディスプレイは見やすく、暗い場所や照明がない場所でも簡単に測定値を読み取ることができます。単位はメートル・フィート・インチに設定することが可能です。
手軽にデータ転送も可能
iRULER M13にはBluetooth機能が搭載されているため、スマートフォンやタブレットにリアルタイムでデータを転送して保存できます。プランナーや測量士は、建築設計や装飾のアイデアを検証するために、瞬時にシミュレーションレンダリングを生成することが可能。さらに、「データ通知モード」に切り替えることにより、自動音声出力も利用できます。
なかでも注目したいのは、「インテリジェントモード」。たとえば、高い塔、川の向こう側にある物体、電信機などを測りたい時など、ユーザーの手が届かない場所まで測定を可能にします。三角測量を用いて、記録された2つの入力から3つ目の未知の距離を計算するピタゴラスの定理を利用するとのこと。
(文・Takeuchi)
- Original:https://techable.jp/archives/170894
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:takeuchi