App Annieは、2021年のモバイルアプリやモバイル広告の市場動向をまとめた「モバイル市場年鑑2022」を公開しました。コロナ禍の影響を受ける中、約200万本のアプリが新規リリースされ、1億ドル(約114億円)以上の消費支出があったアプリは233本と過去最高を記録しています。ゲームアプリ「原神」「ウマ娘」は世界的にも大ヒットとなりました。
2021年に1億ドル以上の支出があったアプリは233本
App Annieが公開した「モバイル市場年鑑2022」によると、2021年、世界全体の新規アプリダウンロード数が2,300億本(前年比+5%)、アプリストアでの消費支出額(前年比+19%)、モバイル広告支出2,950億ドル(前年比+23%)、1億ドル(約114億円)以上の支出があったアプリの数が233本(前年比+20%)と、モバイル市場は順調な成長を遂げています。
2021年のモバイルアプリとゲームのダウンロード数、消費支出、消費時間のいずれも、トップは中国でした。日本はダウンロード数で13位、消費支出で3位、消費時間で14位でした。
2021年にリリースされたアプリ(iOSとGoogle Playの合計)は約200万本で、そのうちゲームが約15%でした。これまでの累計リリース数は2,100万本を超えました。
現在ダウンロード可能なアプリの数は、iOSが180万本、Google Playが360万本です。
2021年にブレイクした「ウマ娘」は世界でも支出1位に
2021年、日本のApp Store(iOS向け)でモバイルゲームへの消費支出は約158億ドル(約1.8兆円)で、2018年(約133億ドル)から増加を続けています。
一方、ダウンロード数は7億本で、2018年の7.9億本からわずかながら減少を続けています。
2021年に日本でダウンロード数(iOSとGoogle Playの合計)が急上昇し、ブレイクしたゲームのトップ3は以下のとおりです。
- ウマ娘 プリティーダービー
- Project Makeover
- 東方ダンマクカグラ
日本で消費支出が急上昇したトップ3は以下のとおりです。
- ウマ娘 プリティーダービー
- 原神インパクト
- プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク
なお、「ウマ娘 プリティーダービー」は世界全体の消費支出急上昇ランキングでも1位、2020年のApp Storeベストゲームに輝き、2021年のApple Design Awardsも獲得した「原神インパクト」は世界各国で上位に入り、世界全体で2位となっています。
日本でヒットしたゲーム、世代・性別で異なる傾向
日本におけるゲームアプリの月間アクティブユーザー数の世代別トップは、Z世代(16歳~24歳)のトップは「Pokémon GO」、ミレニアル世代(25歳~44歳)は「ディズニーツムツム」、X世代とベビーブーム世代(45歳以上)は「トゥーンブラスト」でした。
男女別では、男性は「Pokémon GO」、女性は「ディズニーツムツム」がそれぞれ月間アクティブユーザー数でトップでした。
ファイナンスではPayPay、ショッピングではSHEINが急上昇1位
日本のアプリストア(iOSとGoogle Playの合計)における、各カテゴリのダウンロード数急上昇ランキングのトップ3は以下のとおりでした。
「ファイナンス」カテゴリ
- PayPay
- kifutown
- ONE レシート撮影
「ショッピング」カテゴリ
- SHEIN
- ONE レシート撮影
- 西松屋
各カテゴリのダウンロード数トップ3
その他のカテゴリにおける、日本のアプリストア(iOSとGoogle Playの合計)でのダウンロード数ランキングトップ3は以下のとおりです。
「ビデオストリーミング」カテゴリ
- YouTube
- Amazon Prime Video
- TVer
「フード&ドリンク」カテゴリ
- 出前館
- UberEATS
- マクドナルド
「ヘルスケア & フィットネス」カテゴリ
- 家族アルバム みてね
- あすけん
- ルナルナアプリ
「ソーシャル」カテゴリ
- LINE
- TikTok
「トラベル」カテゴリ
- Google Maps
- GO タクシーが呼べるアプリ
- Yahoo!乗換案内
「マッチングアプリ」カテゴリ
- Tinder
- Pairs
- tapple
Source:App Annie
(hato)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-432996/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania