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アップルがポッドキャストに有名人が推薦する番組を紹介する「Listen With」コレクションを導入

Apple Podcast(アップル・ポッドキャスト)は、ユーザーが番組を発見するための新しい方法を提供するために「Listen With(リッスン・ウィズ)」という新しいシリーズの展開を開始した。

同社によると、このListen Withは、人気アーティスト、作家、映画監督、ジャーナリスト、インフルエンサーなど、著名なポッドキャスターが聴いている番組を共有することで、ユーザーが新しい番組を発見できるようにするものだという。アップルのチームが監修した各コレクションには、いくつかの番組と、その番組が選ばれた理由についての引用文が掲載されている。現在は米国とカナダで提供されており、Apple Podcastアプリの「ブラウズ」セクションで見ることができる。

最初のコレクションは、作家であり、ライフコーチであり、元僧侶でもあるJay Shetty(ジェイ・シェッティ)氏のものだ。同氏はコレクションの中で、Pushkin Industries(プーシキン・インダストリーズ)社のMaya Shankar(マヤ・シャンカール)氏による「A Slight Change of Plans(計画のわずかな変更)」、Ramble(ランブル)の「Anything goes with Emma Chamberlain(エマ・チェンバレンの何でもあり)」、NPR社の「How I Built This with Guy Raz(ガイ・ラズの私はどうやってこれを築き上げたか)」、Cadence13(ケイデンス13)の「We Can Do Hard Things with Glenn Doyle(グレノン・ドイルの困難なこともできる)」、Oprah(オプラ)の「SuperSoul(スーパーソウル)」をレコメンドしている。

Listen Withはアップルにとって3つ目のシリーズだ。同社は2021年、米国の新進気鋭のポッドキャスト制作者を紹介する「Spotlight(スポットライト)」というシリーズを起ち上げた。アップルのチームは、毎月新しいポッドキャストクリエイターを選んで特集し、Apple Podcastアプリで目立つように表示したり、ソーシャルメディアなどで宣伝したりしている。そしてもう1つ、アップルはCommon Sense Media(コモンセンス・メディア)との提携による「Kids & Family(キッズ&ファミリー)」コレクションも用意している。

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Listen Withの起ち上げに加えて、アップルは2021年4月に開始したポッドキャストのサブスクリプションに関するインサイトを公開した。サブスクリプションを開始すると、ポッドキャストの総視聴者数が増加することを、同社は明らかにした。アップルは、Apple Podcastで既存の聴取者を持つ上位の50の番組が、サブスクリプション開始後の4週間で総聴取者数が増加したと指摘する。パフォーマンスの高いクリエイターでは、リスナーの10%以上がサブスクリプションに登録しているとのこと。Apple Podcastサブスクリプションの開始以来、サブスクリプションの5つに1つが10%以上の加入率を享受しているという。

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ポッドキャストプラットフォームの拡大に取り組んでいる企業は、決してアップルだけではない。例えば、Spotify(スポティファイ)はこれまで、Anchor(アンカー)、the Ringer(ザ・リンガー)、Gimlet Media(ギムレット・メディア)、Megaphone(メガフォン)といったポッドキャスト企業に8億ドル(約915億円)以上を投じている。SiriusXM(シリウスXM)は、ポッドキャスト管理・分析プラットフォームのSimplecast(シンプルキャスト)、広告技術プラットフォームのAdsWizz(アズウィズ)、ポッドキャストアプリのStitcher(ステッチャー)を買収した。その一方でAmazon(アマゾン)も、ポッドキャストネットワークのWondery(ワンダリー)を買収している

画像クレジット:TechCrunch

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(文:Aisha Malik、翻訳:Hirokazu Kusakabe)

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