中国大手自動車メーカーの吉利汽車(Geely)が、中国市場向けにスマートフォンを展開する魅族(Meizu)の買収に意欲を示していることが分かりました。
近年は苦戦しているMeizu
Nikkei Asiaによると、すでに自動車メーカーGeelyはMeizuと買収に向けた話し合いを進めているとされ、スマートフォン事業の足がかりを作ることに前向きな姿勢を見せているようです。
HuaweiやVivo、Oppo、Xiaomiといった巨大なライバルには及ばないものの、生き馬の目を抜く苛烈な中国スマートフォン市場で、Meizuも確かな存在感を見せてきました。
2015年にはAlibabaからの出資を追い風に、世界スマートフォンシェアで11位につけたこともあります。ただし、国内外企業との競争激化に伴い、ピーク時に年間2,000万台あった売上台数が100万台に落ち込むなど、近年は黒字化に向けて経営再編を迫られていたようです。
スマホ業界に参入したいGeely
一方のGeelyも昨年、子会社としてHubei Xingji Shidai Technology(湖北星期科技)を立ち上げ、スマートフォン事業に参入することを公式発表していました。
Xiaomiなどすでに世界的に成功している国内スマートフォンメーカーから人材を引き抜いていたとされていますが、Meizuの買収に成功すれば、一挙に人材や専門技術を手中に収めることができます。
現時点では、GeelyとMeizu両社の思惑が合致して合意に至るかは不明ですが、同じ自動車メーカーTeslaもスマートフォン市場に参入するとの噂があるだけに、買収可能性は決して低くはないでしょう。
Source:Nikkei Asia,Forbes
(kihachi)
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- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania