自動運転車Apple Carの開発に携わっているエンジニアリング・マネージャーが、Meta(旧Facebook)へと転職したことが分かりました。このところ関係者の離職が相次いで伝えられており、開発プロジェクトの難航が指摘されています。
Metaで混合現実の開発へ
リリースまでの時間を要する大掛かりなプロジェクトにはよくあることですが、Apple Carでソフトウェアエンジニアリングを統括していた責任者のジョー・バス氏がAppleを離職しました。
バス氏は2015年1月より、Appleで自動運転システムのエンジニアリング・プログラムを率いていました。しかし、職歴SNSのLinkdInのプロフィールから、2022年1月にAppleを退職し、Metaで混合現実(MR)を開発する技術プログラム管理ディレクターに就任したことが判明しました。
遅くとも2025年への登場見込み
Apple Car開発のプロジェクトから離脱したのは、バス氏だけはありません。昨年12月にも、数名のディレクター級エンジニアが電気飛行機開発のスタートアップ企業Archer AviationやJoby Aviationに移籍しています。2021年9月には、スペシャルプロジェクト担当副社長を務めていたダグ・フィールド氏がFordに引き抜かれたことが報じられました。
Apple Carは遅くとも2025年までに登場すると推測されていますが、現時点でAppleから詳細は一切明らかにされていません。
2022年には電気自動車のパートナーシップを発表し、個人向け展開への足がかりにするのではないかとも言われていますが、自社製造か自動車企業に製造を依頼するかでも情報が二転三転しており、プロジェクトの難航ぶりが伝わってきます。
そのため、正確なApple製品の予測で知られるアナリストのミンチー・クオ氏は、2025年登場説を楽観的すぎるとし、Apple Car登場は2028年以降になると指摘しています。
Source:AppleInsider
Photo:Tech Blood/YouTube
(kihachi)
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- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania