中国大手ディスプレイ企業BOEが、2023年に登場予定のiPhone15(仮称)シリーズ上位モデルに有機EL(OLED)パネルを供給する見通しであることが分かりました。
iPhone15から上位モデルへ本格参戦へ
サプライヤー事情に詳しいニュースサイトThe Elecによると、BOEはiPhone15 Proシリーズへの供給に間に合わせるべく、120Hzのリフレッシュレートに対応したOLED LTPOディスプレイの量産能力を上げる計画を進めているとのことです。
2022年秋に登場が期待されるiPhone14シリーズは、現行のiPhone13シリーズと同じく、下位モデルをBOEが、上位モデルをSamsungとLGがそれぞれ担当すると考えられています。iPhone14は上位モデルについて、2017年登場のiPhone X以来となる、ノッチを含む大幅なデザイン変更が計画されています。
存在感増しているBOE
数年前まで、iOS製品向けのディスプレイはSamsungが独占的に供給を引き受けていましたが、サプライヤーからの供給安定やコスト削減などを目的とし、近年はLGやBOEへもパネルが発注されています。
とくにBOEは上記3社の中で唯一の中国企業であり、最先端の技術を投下してきた韓国勢と同様の品質を出せるのかに注目が集まっています。
BOEは先日も、製造ラインをiPad向け15インチOLEDディスプレイ用に切り替えたとの観測が浮上しただけに、Appleの中核サプライヤーとして、今後は一層存在感を増していくことが予想されます。
Source:The Elec via MacRumors
Photo:EverythingApplePro/YouTube
(kihachi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-434216/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania