MMD研究所は1月25日、「2022年1月スマートフォン決済(非接触)利用動向調査」の結果を公表しました。スマートフォンの非接触決済を現在利用しているのは全体の8.7%で、利用者が最も多かったのは「モバイルSuica」で、半年前から首位が交代しています。今後利用したいサービスのトップは「楽天Edy」でした。
非接触決済の認知度は83.5%、現在利用は8.7%
MMD研究所の「2022年1月スマートフォン決済(非接触)利用動向調査」は、18歳~69歳の男女を対象に2022年1月1日~1月5日の期間にインターネットで行われ、44,727人から有効回答を得ています。調査結果は、人口構成比に合わせるためにウエイトバック集計を行なっています。
スマートフォンの非接触決済の認知・利用状況は「だいたいどんなものか分かるが、利用したことはない」が21.3%で最多でした。
以下「非接触決済という言葉は聞いたことがあるが、サービス名称・内容はよく知らない」が20.2%、「全く知らない」が16.5%で続き、「現在利用している」は8.7%でした。
ファネル分析で認知から利用の段階を見ると、「認知」は83.5%、「内容理解」は50.8%、「利用経験」は23.5%でした。
なお、MMD研究所が先日公開した調査結果によると、QRコード決済サービスを現在利用している割合は36.9%でした。
メイン利用者最多は「モバイルSuica」
スマートフォンの非接触決済サービスを現在利用している回答者(9,783人)に最も利用しているサービスを聞くと、「モバイルSuica」が22.2%でトップ、以下「iD」の21.6%と「楽天Edy」の20.6%が僅差で続きました。
2021年7月に実施の前回調査(1位「iD」24.4%、2位「モバイルSuica」23.1%、3位「楽天Edy」22.4%)から、1位と2位が入れ替わっています。
2021年10月からiPhoneでも利用できるようになった「nanacoモバイル」「モバイルWAON」を最も利用しているという回答は、それぞれ5.6%、4.2%でした。
また、「モバイルSuica」が0.9ポイント、「iD」が2.8ポイント、「楽天Edy」が1.8ポイント、「QUICPay」が0.6ポイントそれぞれ減少しています。
最も利用している非接触決済サービスを利用し始めた時期は「2016年12月以前」が16.6%で最多で、「2021年7月~12月」が9.7%、「2021年1月~6月」が8.1%で続いています。
利用検討サービスのトップは「楽天Edy」
スマートフォンの非接触決済サービスの利用を検討している回答者に、最も利用を検討しているサービスを聞いたところ、最も多かったのは「楽天Edy」で20.1%でした。
2位が「モバイルSuica」の14.2%、3位が「Visaのタッチ決済」の12.2%、4位が「モバイルWAON」10.2%、5位が「nanacoモバイル」8.8%でした。
Source:MMD研究所
Photo:Apple
(hato)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-434461/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania