低血糖発作をおこして意識不明になり倒れた1型糖尿病患者の男性の状態が、Apple Watchの転倒検出機能によって緊急連絡先に通知されたことで、救命された事例が海外で報告されました。
低血糖発作で倒れ、意識不明に
ジョー・プラム氏は9歳のときに1型糖尿病と診断され、糖尿病性ケトアシドーシス(DKA:Diabetic ketoacidosis)や低血糖発作を何度も発症しています。
プラム氏は11月の休日に家事を行っている際に意識不明になって倒れ、気がつくと救急隊員が救命処置を行っていたとのことです。
同氏はApple Watchのヘルスケア機能と通知機能が気に入って購入し、装着していたことで、転倒して応答しないことが家族など緊急連絡先に通知されました。
彼の父親は一人暮らしのプラム氏の家を訪ねて鍵を開け、救急隊員も家に入ってすぐに、血糖値を上げるためのブドウ糖の点滴が行われました。
プラム氏が気付いたときには、彼の父親が心配そうに顔をみつめているのが見えたとのことです。
緊急連絡先に詳細情報を登録しておくことが重要
プラム氏は点滴後、実家に戻ってしばらく休息した後、今はまた一人暮らしを始めています。
同氏は、Apple Watchの転倒検出機能が位置情報とメディカルID、服用している薬などの詳細情報を緊急連絡先に通知してくれたことで自身が助かったと述べています。
Source:Metro via iMore, MSDマニュアル
Photo:Apple
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- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania