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iPhone用OLEDディスプレイ、中国CSOTも供給目指し生産ライン整備検討

iPhone14 Pro Pink
 
韓国メディアThe Elecが、iPhone用有機EL(OLED)ディスプレイパネルの供給を目指し、中国CSOT(China Star Optoelectronics Technology)が生産ラインの整備を検討、品質評価対応部署を設置したと報じました。

BOEに続き、iPhone用OLEDディスプレイパネル供給目指す

The Elecによれば、CSOTは第6世代(1,500ミリ x 1,850ミリ)フレキシブルOLEDディスプレイパネルを生産できる武漢のT4工場の製品で、Appleの品質評価を受ける計画とのことです。
 
同工場には3本の生産ラインが整備されており、フル生産時には月間4万5,000枚の基板が出荷可能です。
 
ただし、CSOTが生産可能なOLEDディスプレイパネルは低温ポリシリコン(LTPS)だけであるため、同ディスプレイパネルを供給中のBOEに加え新たにCSOTを追加することにAppleが必要性を感じるかは不明だと、The Elecは指摘しています。
 
そのBOEも、Appleの認証を取得するまでには長い年月を要しましたので、CSOTの思惑通りに進まない可能性もあります。

VisionoxもAppleの評価を受けていた

中国のOLEDディスプレイパネルサプライヤーであるVisionoxは2021年第4四半期(10月〜12月)にAppleの品質評価を受けたようですが、要求基準を満たせず不合格になったとThe Elecは伝えています。
 
Visionoxは、Huaweiからの発注数減少の穴を埋めるため、新たな供給先を探しています。
 
 
Source:The Elec
Photo:AliArtist3D(@aliartist3d)/Twitter
(FT729)

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