Appleの同社2022年第1四半期（2021年10月〜12月）の業績発表の中で、“メタバース”についてアナリストに質問されたティム・クック最高経営責任者（CEO）は、「高いポテンシャルを感じている」と答えた、と報じられています。
それ相応の投資を行っている
Morgan Stanleyのアナリスト、 ケイティ・フーバティ氏の“メタバース”をどう思うかという問いに対して、クックCEOは下記のように返答しました。
それは大きな質問ですね。当社はイノベーションをビジネスにしている会社です。それゆえ、常に新しい技術を探求していますが、この分野は私たちにとって非常に興味深いものです。App Storeには14,000のARKitアプリがあり、現在、何百万人もの人々に素晴らしいAR体験を提供しています。私たちは、この分野に大きな可能性を感じており、それ相応の投資を行っています。
どのようなタイミングで新規市場への進出を決めるかについて聞かれたクックCEOは、次のように答えました。
私たちは、ハードウェア、ソフトウェア、サービスが交差する領域に注目しています。なぜなら、そこが本当にマジックが起こる場所だと思うからです。私たちの興味をそそる分野があり、それらに投資しています。研究開発費を以前よりさらに増やしていることは、ご存知かと思います。現時点ではまだ市場に出ていないものにかなりの投資を行っています。
Appleは拡張現実（AR）/仮想現実（VR）ヘッドセットの発売を計画しており、早ければ今年製品が登場するとの見方もあります。最新の報道では、Appleの計画に遅延が生じており、ヘッドセットのリリースは2023年まで延期されたと伝えられました。
Source:9to5Mac
Photo:Antonio De Rosa
(lexi)
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