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遊びグルマとして大人気!一度は乗ってみたい最新カスタムハイエース9選

ビジネスシーンで圧倒的な指示を得ているハイエースは、街に溶け込むシンプルなデザインが特徴。そしてシンプルなデザインの中にあるボクシーな雰囲気に素材としてのおもしろさがあるため、デビュー時からさまざまなカスタムが提案されてきました。ノーマルのまま乗っているとどうしても“業者っぽさ”が出てしまうことから、ユーザーもカスタムにチャレンジする人が多くなっています。

そしてアウトドアがブームからカルチャーになり、それにともないキャンパーはキャンプグッズだけでなくクルマへのこだわりも強くなっています。その流れでバンへの注目が高まる中、ハイエースも人気モデルに。

カスタムの世界では王道であるローダウンだけでなく、リフトアップしてオールテレーンタイヤを履かせたオフロード仕様にしたものや、丸目でヴィンテージ感をまとったものなど、近年はさまざまなカスタムモデルが登場しています。

そこで、先日開催された東京オートサロン2022に出展していたカスタムハイエースから9モデルをピックアップ。もしあなたがハイエースを手に入れたら、どの路線で楽しみますか?

 

■ラグジュアリー感漂うローダウンスタイル

1. LEGANCE「ナローS-GLブラックスタイル」

ハイエース スーパーGLをベースに、ボディをソリッドブラックにオールペン。ガラスも全交換して、ノーマルのハイエースとの差別化を図ったモデル。

立体的なアンダーバンパーで迫力を増したエクステリアはエレガント! 足元は前後225/35R20のアルミホイールを装着。インテリアはドアトリム、ダウンライトなどでラグジュアリーさを強調しています。

なお、このモデルはショップのデモカーで、公道走行はできない仕様になっています。

 

2. ADDSET「CEEBUS master’s line」

「機動性と機能性の両立」をコンセプトにしたADDSETのハイエース。225/35R20という大径タイヤで足元から迫力を高めています。そしてフロントリップスポイラーとマフラーカッター、オーバーフェンダーでワイド感とロースタイルを強調。

インテリアはキャンピング仕様になっていて、中でも特徴的なのがフロントシートの回転機構により、車内をダイネットにすることが可能に。ホワイトのインテリアでラグジュアリーなイメージに仕立てられました。

このモデルもショップのデモカーで公道走行はできない仕様になっています。

 

3. T-STYLE AUTO SALES「TSD WORKS」

これぞローダウンスタイルの真骨頂! 最大の特徴は“ワークスフェンダー”と呼ばれる超オーバーフェンダーを軸に迫力あるエアロパーツを惜しげもなく使っていること。265/30R19という幅広タイヤもすっぽり収まります。

リアスタイルも迫力ある4本出しマフラーやダックテイルのスポイラーで個性を強調。ハイエースで押し出し感を楽しみたい人は要注目です。

 

■注目度急上昇!なアゲ系スタイル

4. ユーアイビークル「コンフォートエディション フリースタイルパッケージ」

たくさんの荷物を運ぶことを目的に開発された商用車のハイエースは、(特に空荷の時に)突き上げ感があるという弱点が。ユーアイビークルは創業以来、“ハイエースの乗り心地を快適にする”を社是にしているブランドです。

このハイエースも、車高を上げて海や山に遊びに行く時に便利に使えるようにしながら、オリジナルのリーフスプリング、ショックアブソーバー、フロントの強化スタビライザーとリアの追加スタビライザーで快適な乗り心地を実現しています。

室内はウッド調フロアと横割りのベッドでキャンピング仕様にしてありました。

 

5. GIBSON「GRAVISコンプリートカー」

ブルバンパーとゴツいマッドタイヤ、そしてルーフのLEDライトでアウトドア感をクールに表現したGIBSONのコンプリートハイエース。オーバーフェンダーとリフトアップされた車体に目が行きます。

ルーフには大型のルーフテントを設置して、快適なバンライフを楽しめるように。ここは“屋根裏部屋やツリーハウスに憧れた子供の頃の夢を実現させる”という考えで作られた部分です。

インテリアにはブラックのシートカバーやフロアマットを設置して高級感を高めています。なお、このモデルはショップデモカーのため公道走行はできない仕様になっています。

 

■流行のバンライフを楽しむのにピッタリなフェイスチェンジスタイル

6. フレックス・ドリーム「HIACE FD-BOX3 VanLife」

淡いイエローのボディがかわいいこのハイエースは、ランドクルーザー&ハイエースの専門店として有名なフレックス・ドリームが手掛ける“車中泊できる街乗り仕様”のFD-BOX3をベースにバンライフを楽しめるスタイルにカスタムしたモデル。10名という定員はそのままに、室内でゆったり寝られるシートアレンジを可能にしています。

外観は2代目ハイエース(20系)をイメージさせる丸目ライトに変更。バンパーのモール感もバンのイメージがほどよく強調されていていい雰囲気です。

インテリアはブラウンのシートカバー、ウッドテーブルなどでナチュラルなスタイルにカスタム。ルーフのライトもアウトドアで重宝する装備です。

 

7. オートモーティブジャパン「VANACE-Type2」

ホンダ クロスロードや日産 エクストレイルなど少し古めの日本車のボディカラーをアースカラーにオールペンし、新たな魅力を与えたカスタムを生み出したオートモーティブジャパンが次に手掛けるのが、ハイエースをフェイスチェンジしてユルいバンライフのイメージを強調したモデル。

モチーフにしたのはフォルクスワーゲンのT3(ヴァナゴン)。写真の南アフリカ仕様をイメージさせる丸目4灯、ヨーロッパ&日本仕様をイメージさせる丸目2灯、北米仕様をイメージさせる角目2灯の3タイプが用意されます。

ちなみに車名のヴァナスはVANとHIACEを組み合わせた造語。インテリアをウッドでまとめることもできます。

 

8. 7th E-Life! by CRAFTPLUS「OUTDOOR STYLE HIACE」

シートカバーやコンソールボックス、ベッドキットなど、クルマのインテリア関連のパーツを数多く販売するCRAFTPLUSが展示していたハイエースは、往年のサーフカルチャーを感じさせるナチュラルな雰囲気が魅力。

丸目2灯のフロントフェイス、ウッドのオーバーフェンダーやホイールキャップに目が行きますが、秀逸なのはインテリア。

デニム素材のシートカバーやセンターコンソールにより明るい雰囲気になり、無垢のウッドのシフトレバーとアシストグリップがナチュラルさを強調しています。

バンライフを楽しむ人は、旅先でクルマの中で過ごす時間が多い。だからこそ優雅に過ごせる空間を作りたい。そんな人におすすめしたいカスタムです。

 

9. EXIZZLE-LINE「RENOCA HIACE/RHINO-RACK」

カーキやオリーブドラブにオールペンし、角目4灯で1980年代の50系ハイエースのようなイメージを演出。これが大ヒットし、一躍ビンテージカスタムをメジャーにしたフレックスのリノカ。このハイエースはそのリノカをベースにEXIZZLE-LINEが手掛けるアイテムを装備し、アウトドアテイストを高めたモデルです。

オーストラリアで生まれたルーフキャリア“RHINO-RACK”は、フラットなデザインとさまざまなアフターパーツが装着できる機能性が魅力。最大270度まで広げられるオーニングなど、キャンプサイトで他のハイエースオーナーに差をつけられるパーツが数多く用意されています。

 

<取材・文/高橋 満(ブリッジマン)

高橋 満|求人誌、中古車雑誌の編集部を経て、1999年からフリーの編集者/ライターとして活動。自動車、音楽、アウトドアなどジャンルを問わず執筆。人物インタビューも得意としている。コンテンツ制作会社「ブリッジマン」の代表として、さまざまな企業のPRも担当。

 

 

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