米国最大級のクラウドファンディングサイトKICKSTARTERでは、ワイヤレス分割キーボード「Glove80」の応援購入を受け付けています。記事執筆時点で470名以上のサポーターから約1870万円の資金調達に成功しています。
500回以上のテストを実施
「『Glove80』は、巷で出回っているありきたりな分割キーボードではありません。6年の歳月をかけ、500回以上の人間工学的なABテストの結果を参考に、改良を重ねてきたキーボードなのです」と話すのは、開発会社の担当者です。
同社が解決したかった課題は、多くの現代人が抱える反復性疲労障害(RSI)でした。RSIとは型にはまった動作によって生じる痛みを伴う運動障害で、担当者は「あまり語られることはありませんが、RSIは深刻な問題で、私の周りにもRSIに悩む優秀な同僚がたくさんいます。悲しいことに、中にはキャリアを制限されるケースもありました」と話します。
「Glove80」は、人間が最もリラックスしながらタイピングできるデザインを採用しています。特許出願中の独自レイアウトにより、手のひらを動かさずに6つの親指キーすべてに簡単に手が届きます。
自分好みのカスタマイズも可能
「Glove80」のユーザーは、腕も肩も常にリラックスした状態を保ち、かつ手のひらを休ませながら同時にタイピングすることができます。同社によると、「Glove80」はRSIに苦しむ人だけではなく、すべての人のタイピングに有益であることがわかったようです。
「Glove80」の魅力はそれだけではありません。ワイヤレス(オプションで有線も可能)機能を備えていることに加え、ユーザーの好みに合わせてプログラム可能で、クリエイティブ活動やゲームなど、様々なニーズに合わせて設定することができます。
長時間のタイピングで肩こりに悩む人だけでなく、こだわりのキーボードを使いたい人にとってもぴったりなアイテムかもしれません。
(文・Takeuchi)
- Original:https://techable.jp/archives/172581
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:takeuchi