世界的に普及が進む5G通信について、2021年第4四半期(10月~12月)に初めて5G通信対応端末の出荷台数が4G通信対応端末を超えたことがわかりました。
5G通信対応端末のなかではAppleのiPhoneシリーズが2021年全体でトップシェアとなっています。
4Gスマホを上回った5Gスマホの出荷台数
調査会社のStrategy Analyticsによると、2021年第4四半期に5G通信対応スマートフォンの出荷台数が初めて4G通信対応スマートフォンの出荷台数を上回ったとのことです。
5G通信対応端末が前年同期比で50%の出荷台数増だったのに対し、4G通信対応端末は25%減少しました。
これは、5G通信のインフラ整備が世界的に進み、かつ5G通信対応スマートフォンの平均販売価格が下がったことを示していると考えられます。
2021年通年ではAppleが5Gスマホトップシェア
Strategy Analyticsは2021年通年での5G通信対応スマートフォンのブランド別シェアも発表しています。
それによると、Appleが他社に圧倒的な差を付け首位であったとのことです。
Appleの5G通信対応端末出荷台数は2位のXiaomiと3位のSamsungを合わせた出荷台数よりも多く、シェアは31.1%でした。
Appleの全スマートフォン出荷台数のうち84%が5G通信対応のiPhoneシリーズであり、順調に世代交代が進んでいるようです。
今年の3月か4月には廉価版の新型iPhone SEが5G対応でリリースされるといわれており、Appleはさらに5G対応端末の出荷台数を伸ばすかもしれません。
ただ、Androidスマホ陣営も低価格の5G対応端末を多数リリースするとみられ、シェアの面で現在の地位を保てるかは不透明です。
Source: Strategy Analytics (1), (2)
Photo: ぱくたそ
(ハウザー)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-435786/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania