Appleは2月4日に公開したサポート文書で、MacBook ProとApple Pro Display XDRの使用中にディスプレイの明るさを制限する警告が表示される場合がある、として対処方法を案内しています。
警告アイコンが表示され輝度が制限
Appleは現地時間2月4日、「Liquid Retina XDRディスプレイ搭載のMacBook ProまたはApple Pro Display XDRで明るさが制限される場合」と題したサポート文書を公開しました。
Appleによると、2021年発売のMacBook Proまたは2019年発売のApple Pro Display XDRの使用中、メニューバーあるいはコントロールセンターのディスプレイメニューに警告アイコンが表示される場合は、Macが低電力モードになっており、画面の明るさが制限されているそうです。
原因は室内の高温と高輝度のコンテンツ
この現象についてAppleは、周囲の温度が高い状況で、非常に明るいコンテンツの再生を長時間表示していると発生する場合があると説明し、以下の対処法を紹介しています。
- Liquid Retina XDRディスプレイ搭載のMacBook Proでは、システムリソースを大量に消費しているアプリを終了させる
- 作業中のワークフローで、特定のリファレンスモードが必要でなければ、標準の表示モードを使用する
- 室内の温度を下げる
- HDRコンテンツのウインドウを閉じるか非表示にする
- Appleメニューから「スリープ」を選んでMacをスリープさせる。5分間〜10分間ほどディスプレイをクールダウンした後、キーボードのいずれかのボタンを押してMacのスリープを解除する
Appleは、室内の温度が華氏77度(摂氏25度)以下でも状況が改善しない場合、Appleサポートに連絡するよう案内しています。
影響は限定的か
2021年に発売された14インチと16インチのMacBook Proは、10,000個のミニLEDを採用し最大ピーク輝度1,600ニト、最大1,000ニトの持続輝度で鮮やかな表示が可能なLiquid Retina XDRディスプレイを搭載しています。
Apple Pro Display XDRは、2019年12月にMac Proと同時に発売された、32インチのプロ向けディスプレイで、1,600ニトのピーク輝度と1,000ニトの持続輝度での表示に対応します。
高輝度での表示を長時間続けることにより温度が上昇し、発熱を抑制するために表示の輝度が制限されていると考えられます。
米メディア9to5Macは、MacBook Proが発売から数カ月、Apple Pro Display XDRは約2年が経過していることから、この現象による影響は限定的だろう、とコメントしています。
Source:Apple, 9to5Mac
Photo:Apple
(hato)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-436465/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania