オランダの消費者保護・市場監督局(ACM)は、App Storeの決済システムは反競争的であるとして、同国内のマッチングアプリ限定でAppleにサードパーティー決済を認めるよう命じていました。ACMはAppleはまだ対応できていないとして、同社に対し3度目の500万ユーロ(約6億6,000万円)の罰金を科した、と伝えられています。
当局は情報が足りないと主張
オランダの規制当局ACMは、App Storeでの外部決済追加の期限である1月15日を過ぎてから、Appleに対して毎週500万ユーロの罰金を科しており、今回で3度目となります。
Appleはすでに自社ブログで2度にわたって対応に関する情報を公開していますが、ACMは現地時間7日、 「Appleが命令を遵守しているかどうかを評価するのに十分な情報が得られていない」と述べました。
決済機能がまだ実装できていない?
Appleは1月15日、オランダの規制当局が12月に出した命令を遵守している旨のブログ投稿を公開しました。しかしながらACMは、Appleはまだ変更を行っておらず、単に変更することを示しただけだと反論しました。
2月3日にAppleは新たな声明を発表し、オランダ国内の開発者はサードパーティー決済を利用できるようになったと明らかにしました。代替決済を使用する場合、アプリ内課金に対する手数料を27%とするとのことでしたが、この手数料が受容可能かどうかについて、公表した以上のコメントはできない、とACMは述べています。
Source:Reuters
Photo:Håkan Dahlström/Flickr
(lexi)
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- Source:iPhone Mania
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