韓国メディアThe Elecが、LG DisplayはApple製品向け有機EL（OLED）ディスプレイの需要に対応するため、製造装置の移設を進めていると報じました。
テンショナーを別工場に移設
The Elecによれば、LG Displayは亀尾市の工場のE5製造ラインにあるOLEDディスプレイパネル製造装置の一部を、坡州市の工場に移設しているとのことです。
移設を進めている製造装置は、第6世代（1,500ミリ x 1,850ミリ）OLEDディスプレイパネル製造時に蒸着工程で使用するファインメタルマスクを固定するためのテンショナーで、坡州市のP10工場のE6-4製造ラインに設置されるとThe Elecは説明しています。
iPad Pro用OLEDディスプレイを移設先で製造か
製造装置の移設は輸送中の装置破損の危険性があり、設置後の調整も必要になることから通常は行われません。
その上でE6-4製造ラインへの移設を進めているのは、iPad向け高解像度OLEDディスプレイパネル製造に用いるためである可能性が高いと、関係者はThe Elecの取材に対して述べています。
製造装置移設元のE5製造ラインでは車載用およびウェアラブル用OLEDディスプレイパネルが製造されていましたが、稼働率が下がっていたとのことで、今回の移設によりテンショナーを再利用することはLG Displayのコスト削減につながるとThe Elecは伝えています。
Source:The Elec/a>
Photo:Apple Hub/Facebook
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- Author:iPhone Mania