現地時間2月8日、開発者向けにリリースされたiOS15.4ベータ2の主な変更点を米メディアMacRumorsがまとめているのでご紹介します。
開発者向けにリリースされたiOS15.4ベータ2
開発者向けにリリースされたiOS15.4のベータ2では、1週間前にリリースされたベータ1から、複数の変更点が確認されています。
マスク着用で顔認証の修正
iOS15.4の新機能の目玉と呼べる、マスク着用状態でのFace IDによるユーザー認証を行う際、iPhoneを目よりも下の位置に置いた状態で顔認証しようとすると「見下ろしてロック解除(Loook down to unlock)」と表示され、TrueDepthカメラに視線を送るよう促されます。
Tap to Pay
Appleが発表した、決済端末がないお店でもiPhoneだけでApple Payによる支払いを受けられるようにする「Tap to Pay」が、iOS15.4ベータ2で有効になっています。ただし、利用には支払いプラットフォームの対応が必要となっているので、実際に決済を行うることはできません。
支払い完了時の音声とみられる「PaymentReceived」や、Tap to Payに使用される画像ファイルが確認されています。
デジタルID
2021年に発表された、運転免許証や身分証明書をiPhoneのウォレットに追加できるデジタルID機能に関連した記述が発見されています。
HomePodのキャプティブWi-Fiネットワーク対応
カフェやホテルなどで見かける、ログインすると使えるようになるキャプティブWi-Fiネットワークに、HomePodシリーズが対応します。
その他の修正
オランダで対応が義務化されたApp Storeの外での支払いに関連するとみられる「App Store外部での購入の管理・取り消しはできません。詳細は開発者にご連絡ください」という一文がApp Storeのフレームワークに追加されています。
「News」アプリ(日本では未対応)で、好みのスポーツに関するニュースを整理する機能とみられる「Manage My Sports」の記述が発見されています。
正式版公開は3月上旬か
iOS15.4は今後、ベータテストを経て一般ユーザー向けの正式版が公開されます。
Bloombergは、iOS15.4の正式版が公開されるのは3月1日から15日の間ではないか、と予測しています。
なお、Appleは現地時間3月8日にオンラインイベントを開催し、iPhone SE(第3世代)やiPad Air(第5世代)を発表するとみられています。
Source:MacRumors
(hato)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-436986/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania