サイトアイコン IT NEWS

Windows Serverのライセンス認証でエラー(0x80070032)

windows-server-cert-error

自宅サーバーWindows Server 2019評価版をインストールしていたのですが、評価版ライセンスの期限が切れそうになったので、製品版プロダクトキーを購入してライセンス認証をしたところ、エラーコード0x80070032」で認証できなかった時の対処方法です。

認証エラーの内容と原因

評価版Windows Server製品版プロダクトキーを使用して、ライセンス認証できなかった時のエラーメッセージは以下の通りでした。

入力したプロダクトキーは使用できませんでした。プロダクトキーを確認してもう一度やり直すか、別のプロダクトキーを入力してください。(0x80070032)

使用できません??
プロダクトキーを確認して入力し直してみたが、プロダクトキーは間違ってなさそう。
最後のエラーコード(0x80070032)でググってみると、どうやら評価版Windows Serverには製品版プロダクトキー使えないらしい。
そこで、Windows Serverエディション変換してプロダクトキーを登録す必要があります。

エディション変換とプロダクトキー登録

手順としては、現在のWindows Serverアップグレード可能なエディションを確認し、アップグレード可能なエディションに変換してプロダクトキーの登録を行います。まずは、コマンドプロンプトPowerShell管理者権限で実行し、以下のコマンドで自分のWindows Serverがどのエディションを使用しているか確認します。

DISM /online /Get-CurrentEdition
・・・
現在のエディション:ServerStandardEval

現在のエディションの末尾が「~Eval」になっていることから評価版だということがわかります。次に、以下のコマンドアップグレード可能なエディションを調べます。

DISM /online /Get-TargetEditions
・・・
ターゲットエディション:ServerStandard
ターゲットエディション:ServerDatacenter

上記の実行結果の通り、製品版StandardエディションDatacenterエディションアップグレードが可能です。最後に、以下のコマンドエディションの変換とプロダクトキーの登録を行います。

DISM /online /Set-Edition:[ここに変換するエディション] /ProductKey:[ここにプロダクトキー] /AcceptEula

変換時に指定するエディションは以下の2種類。

  • Standardエディション :ServerStandard
  • Datacenterエディション:ServerDatacenter

著者の場合はDatacenterエディションプロダクトキーを購入したので、「ServerDatacenter」と入力して実行します。

DISM /online /Set-Edition:ServerDatacenter /ProductKey:[XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX] /AcceptEula

少し時間がかかるので、後はひたすら終わるまで待ってください。
ちなみに、この部分が1番時間がかかります。

・・・
パッケージ Microsoft-Windows-ServerStandardEvalEdition~xxxxxxxxxxxx~amd64~~10.0.12345.0を削除しています
[====10.0%====                         ]
・・・

10%からしばらく動きませんので、何もしないでじっと耐えましょう!
処理が終了したら以下のメッセージが表示されますので、「Y」を押して再起動したら完了です!

・・・
今すぐコンピューターを再起動しますか?(Y/N)

再起動したら、念の為ライセンスが適用されているか確認してくださいね。
以上、お疲れ様でした!

Microsoft公式の参考サイト

こちらの記事ではWindows Server 2016の内容ですが、2019も同じです。

モバイルバージョンを終了