SNSやネットショッピングサイトなどのアカウントが乗っ取られると個人情報の流出や金銭的な損失につながるため、認証方法のセキュリティを強化しておくことは重要です。
Googleは同社のサービスへのログインに2段階認証を有効にしたところ、アカウントの乗っ取りが50%減少したと発表しました。
2段階認証の利用によりアカウントの乗っ取りが50%減少
Googleの2段階認証は、通常のパスワード入力に加え、コード入力またはセキュリティキーを必要とするログイン方法です。
コードはSMSや音声通話、モバイルアプリを使ってスマートフォンに送信されるため、パスワードが漏洩したとしてもそれだけでアカウントが乗っ取られることはありません。
また、セキュリティキーは物理的なUSBデバイスであり、それを所持していないとログインが許されないものです。
Googleは2段階認証を利用しているアカウントとパスワードのみを利用しているアカウントを比較した結果、2段階認証を利用しているアカウントの方が乗っ取りが50%少ないと発表しました。
この数カ月でGoogleは約1億5000万件のアカウントおよび約200万人のYouTubeユーザーに2段階認証を使うよう自動設定したとのことです。
Apple IDも「2ファクタ認証」により同様の認証方式を使用可能
AppleのApple IDにもGoogleの2段階認証と同じ仕組みの「2ファクタ認証」があります。
これは、パスワードに加え、
- iOS9以降を搭載したiPhone、iPad、iPod touch、またはOS X El Capitan以降を搭載したMac
- 登録した携帯電話でのSMSまたは自動音声案内
から得られる6桁の確認コードをログイン時に入力するというものです。
iPhoneやiPadの場合、設定→(ユーザー名)→パスワードとセキュリティのなかにある、「2ファクタ認証を有効にする」をタップすることで2ファクタ認証を利用することができます。
Macの場合、Appleメニュー→システム環境設定→Apple ID→パスワードとセキュリティのなかにある、「2ファクタ認証」を有効にします。
WebブラウザからApple IDにサインインして設定することも可能です。
Source: Google, Apple via Android Police
(ハウザー)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-437333/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania