人気動画共有アプリTikTokの運営会社は2月10日、インフルエンサーに金銭を支払い、フォロワーをTikTokに誘導していた「ステマ騒動」に関する社内調査結果を発表しました。
ステマ騒動の調査結果を発表
TikTokを運営するByteDanceの日本法人は1月、TikTok動画の拡散を依頼するステルスマーケティング(ステマ)を実施していたことを公式ページで謝罪していました。
TikTokは、複数のインフルエンサーと契約して、TikTokの動画を紹介するツイートをTwitterに投稿させており、再生数に応じて金銭を支払っていました。
Twitterでの投稿では広告表示が行われておらず、閲覧者の誤解を招く可能性があったとして批判されています。
公式ページで2月10日に発表された調査結果によると、TikTokは2019年7月から2021年12月末まで「TikTokソーシャルメディアプログラム」という取組を実施し、計20名のインフルエンサーに対して計7,600万円の対価を支払っていました。
また、一部のツイートではTikTok動画への誘導に加え、TikTokアプリのインストールを促す内容となっていました。
関係者を処分
TikTokは関係者の処分や担当チームの解体を実施したと表明する一方で、ステマに協力したインフルエンサーのアカウント名等は公表していません。なお、ステマに関係する動画は既に全て削除された模様です。
また、運営組織の見直しや第三者の専門家が監修したガイドラインの作成等を行い、再発防止に努めるとコメントしています。
TikTokコンテンツをTwitterインフルエンサーに対価を支払って投稿依頼していた件に関する調査報告と今後の対策について https://t.co/p6BbuAUaA9
— TikTok Japan【公式】ティックトック (@tiktok_japan) February 10, 2022
Source:TikTok公式ページ
Photo:Solen Feyissa / Flickr
(seng)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-437428/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania