世界ではまだまだ5G通信が普及し始めた段階ですが、次の6G通信に関する研究が着々と進められています。
中国が6G通信を利用し、1Tbpsでの通信に成功したと発表しました。
上空約1kmに1Tbpsで通信
この実験をおこなったのは精華大学のチャン・チャオ教授のチームです。
このチームは6G通信を用い、1TBのデータを1秒で上空約1kmにストリーミング通信することに成功しました。
China sets #6G speed world record, 10 to 20 times faster than #5G. pic.twitter.com/CKb1MD6iar
— Ambassador Deng Xijun (@China2ASEAN) January 8, 2022
2019年には日本のNTTが10mの距離で200Gbps以上の通信に成功しましたが、これを遙かに超える速度と距離です。
大手スマートフォン向けシステム・オン・チップ(SoC)メーカーのMediaTekは6G通信で1Tbpsの通信速度を予測していましたが、まさにそれが実用化されようとしています。
6G通信の分野で世界をリードする中国
中国は6G通信に関する特許に関し、世界の40%を超える出願数を誇ります。
また、中国では2030年に商用の6G通信が利用可能になる予定ですが、軍事用途ではもっと早い時期に使われる可能性があり、すでに別の研究チームが極超音速兵器に使われるテラヘルツクラスの送信機を作成したとのことです。
アメリカもこの分野で中国の独走を許すつもりはなく、日本と共同で約4,900億円を6G通信の研究開発に投資すると発表しています。
軍事用と民生用の両方で、アメリカと中国の戦いが続きそうです。
Source: Ambassador Deng Xijun/Twitter, NTT, 日本経済新聞 via PhoneArena
(ハウザー)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-437862/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania