1月9日(日)にはじまったNHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」。平家隆盛の時代、流罪人・源頼朝と共に平家一門を打ち破った北条義時の物語を、三谷幸喜氏による脚本で紡ぐ予測不能のエンターテイメントです。
そんな同作の放送に合わせて3月1日(火)より鎌倉市・鶴岡八幡宮境内にオープンする「鎌倉殿の13人 大河ドラマ館」。株式会社カヤック(以下、カヤック)は、同館のプロモーションとして、ARを活用した「しゃべる肖像画ポスター」を企画・制作しました。
アプリ不要で気軽にAR体験
「しゃべる肖像画ポスター」は、ポスターに描かれた“北条さん”がARで動いたり話しかけてきたりするというもの。ポスターは、鎌倉駅東口バスターミナルや商店街など鎌倉市内350か所に貼り出されています。
ARアプリのダウンロードが不要なため、誰でも気軽に体験できるのではないでしょうか。体験期間は、2月14日(月) ~2023年1月9日(月・祝)となっています。
カヤックは、ポスターでのAR体験を通じて「鎌倉殿の13人 大河ドラマ館」への来館や鎌倉観光を促進したいとのことです。
“北条さん”はどんな動きで何を話す?
では、PR担当者となった“北条さん”の動きや発言を少し紹介しましょう。なお現段階でAR体験は5種類ですが、今後新しい体験も追加される見込みです。ユニークなのが「一生のお願い篇」。ポスターが飛び出したかと思うと、北条さんが「一生のお願いにござりまする……」と大河ドラマ館に行ってほしいと頼む姿が見られるようです。
ほかにも、変幻自在な変顔をみせる「にらめっこ篇」や北条さんが突然震えだす「武者震い篇」、迫力の表情を見せる「大号令篇」や「刮目せよ篇」を用意しています。
“面白法人”と名乗るカヤックは、ユニークなプロダクトを多数生み出してきました。たとえば、株式会社小学館と共にVRアニメ『からかい上手の高木さんVR』は、Meta社で発表された「ベストオブ2021年 日本版」のストーリー体験部門に選出されるなど評価も高いようです。
XRを活用したプロダクトが印象深い同社は、ついに2月14日(月)に“メタバース専門部隊”を設立。『からかい上手の高木さんVR』を手がけてきた天野清之氏をリーダーとして、今後メタバース事業を加速していくとのことです。
(文・Higuchi)
- Original:https://techable.jp/archives/173354
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口