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Windows 11、負荷が高いシステムで最大4倍性能が向上する新機能を実装へ

Windows 11のプロセス一覧の画像
 
WindowsのようなマルチタスクOSの場合、バックグラウンドで走っているアプリがCPUやメモリを占有し、ユーザーが現在使っているアプリの動作に影響を与えることがあります。
 
Microsoft優先度の低いアプリを指定することにより、そのアプリを終了させることなくほかのアプリを快適に使える機能をWindows 11に実装するとのことです。

「Efficiency mode」あるいは「Eco mode」と呼ばれる機能を実装

この機能は「Efficiency mode」あるいは「Eco mode」と呼ばれています。
 
現状のWindowsではバックグラウンドで実行されているアプリがCPU、メモリ、ディスクアクセス、ネットワーク通信といったシステムリソースを過剰に占有し、ユーザーが使用中のアプリの動作が重くなる場合があります。
 
これに対し、新機能では各アプリに対して優先度を下げる設定をおこなうことが可能です。
 
優先度を下げられたアプリはシステムリソースの使用が制限され、使用中のアプリに影響を与えづらくなるでしょう。
 
また、ノートPCのバッテリー持続時間向上にも寄与すると考えられます。
 
タスクマネージャーからアプリを手動で終了する場合に比べ、設定をおこなっておけば自動でシステムリソースの使用が制限されるほか、そのアプリを使用する際に立ち上げ直す必要がない点が優れています。

2022年後半に公開、リソース使用量が最大76%削減

この新機能は1年前からテストされており、CPU負荷が高いシステムで最大4倍の性能向上(リソース使用量が76%削減)が確認されています。
 
この結果、ユーザーインターフェースの応答性が向上し、タスマネージャー自体の実行速度も改善されました。
 
また、具体的なアプリではMicrosoft Wordなどの起動が2倍速くなる効果もあったそうです。
 
優先度を下げる設定はMicrosoft EdgeおよびChromeにはデフォルトで適用されますが、その他のアプリについては手動で指定する必要があります。
 
「Efficiency mode」あるいは「Eco mode」は現在Windows 11 Build 22557でテストされており、2022年後半にリリースが予定されているバージョン22H2「Sun Valley 2」で一般ユーザーに公開される予定です。

 
 
Source: Windows Latest
(ハウザー)

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