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プーマの80年代デッドストックスニーカーをボンド跡や黄ばみまで再現!?

2022年のスニーカーシーンで急激に注目度を増ているカテゴリーがあります。それがヴィンテージ。

これまでの海外スニーカーヘッズたちは、ハイプ系スニーカーの動向を追っていました。しかし最近は、1980年代にリリースされたオリジナルのデッドストックや、状態の良いヴィンテージを収集し始めています。また、アメリカのファッションアイコンである人気ラッパーが80年代リリースのオリジナルと推測されるスニーカーを着用したプライベートフォトがSNSで話題になったりと、これは新たなトレンドの予感。

海外のスニーカーシーンでそのような動きを見せている中、プーマから、まさにドンズバな一足がリリースされました。それが「スリップストリーム ロウ ザ ネバーウォーン」です!

1987年にリリースされたバスケットボールシューズ「スリップストリーム」をベースに、2022年の35周年アニバーサリーイヤーを記念してリリースされた復刻モデルです。

プーマのドイツ本社にあるアーカイブルームで、履かれないまま保管されていたデッドストックから着想得たコレクション「ザ ネバーウォーン」からのリリースになり、経年変化によって現れるソールの黄ばみやボンド(接着剤)の跡がリアルに表現されています。

さらにアッパーには毛足が長くて不揃いのスエードを採用。デッドストックそのもののルックスを見事に再現しています!

 

■リアルを追求したな黄ばみ&毛羽立ちで新品感ゼロ!?

アッパーのオーバーレイにはあえて毛足が長く不揃いのヘアリースエードを使用して、毛羽立ちを再現。

さらにソールとアッパーの接着部分には、経年変化で黄色く変色したボンド跡まで!

そしてミッドソールもガッツリと黄ばんでます! ちなみにオリジナルに搭載された「ANTI SHOCK SYSTEM(アンチ・ショック・システム)」は、ライフスタイル仕様としてリリースされた今作では搭載せず、街履きに最適なものにアップデートされています。

シューレースもデッドストックで見られる退色加減をしっかりと調整。

*  *  *

ルックスはヴィンテージそのものですがモノは新品。なので、ここからさらに履き込むことで、愛用者ごとに異なる経年変化が加わっていきます。“育てるスニーカー”という言葉がありますが、このモデルに関しては“いったん育ったスニーカーをさらに育てるスニーカー”って感じでしょうか? この先どのようにエイジングしていくのか、とっても楽しみな一足です。

プーマ
「スリップストリーム ロウ ザ ネバーウォーン」(1万5400円)

>> プーマ

 

<取材・文/本間 新

本間 新|エディター/ライター。ファッションを中心にさまざまな雑誌やWEB媒体で活動。中でもスニーカーに特化し、年間400本以上ものスニーカー関連記事を制作している。アメ車やエアガンにも強い。Instagram

 

 

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