Windows 11には厳しい最小システム要件が設定されており、現在使われているPCのなかにはこの要件を満たせないものが多く存在するといわれています。
MicrosoftはそのようなPCにWindows 11をインストールする方法を公開する一方、デスクトップや設定アプリに最小システム要件を満たしていないことを警告する表示をテストしているそうです。
最小システム要件を満たしていないことをデスクトップと設定アプリに表示
MicrosoftはWindows 11 Build 22557において、最小システム要件を満たさない場合にデスクトップに警告を表示するテストをおこなっています。
デスクトップだけでなく、設定アプリ上にも警告が表示されるとのことです。
これらの警告はA/Bテストとして実装されており、警告が表示されるユーザーと表示されないユーザーが存在します。
最小システム要件を満たさなかったとしても特に動作に影響はなく、今のところただの警告表示にとどまっているそうです。
Microsoftは2022年後半にWindows 11のバージョン22H2「Sun Valley 2」をリリースするといわれていますが、Sun Valley 2はこれらの警告表示が実装された状態でリリースされるかもしれません。
最小システム要件を満たさない場合はセキュリティアップデートが配信されない可能性も
Windows 11にはCPUやTPMなど厳しい最小システム要件が設定されており、企業で使われているPCの多くはこの要件を満たしていないという調査結果があります。
Microsoftは最小システム要件を満たしていないPCにWindows 11をインストールする公式の方法を公開する一方、最小システム要件を満たさないPCはセキュリティアップデートを受け取れない可能性があるとしています。
Microsoftとしては警告表示によって多くのユーザーに早く新しいPCに買い換えて欲しいのでしょうが、あまりにもしつこい警告表示は逆にWindows離れを招くかもしれません。
Source: Windows Latest
(ハウザー)
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- Source:iPhone Mania
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