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AIが出店候補地の診断や事業計画をサポート、飲食店の開業支援アプリ 「ジュンビー」

地図AIエンジン開発、地図マーケティングサービスを提供する株式会社データインサイトが、飲食店の開業支援アプリ 「ジュンビー」の β版をリリースしました。

さまざまな飲食店の出店支援・経営支援のコンサルティング経験者らが監修した同アプリは、飲食店を開業する際に必要な準備をAIがサポートします。

β版の利用は無料(一部有料サービスも提供予定)。現在は都内23区のみの対応ですが、今後は大阪などの全国主要都市へと順次対象エリアを拡大する予定です。

開業者自身でリサーチや分析をする必要なし

ジュンビーは、内外装デザインやメニューなどのアイデアを写真でストックする機能やタスク・進捗管理機能のほか、出店候補地の検索機能、収支計画のシミュレーション機能を搭載しています。

出店候補地の検索機能では、賃料相場やライバル店の出退店動向、周囲の客層がわかります。そのため、開業者はリサーチや分析をすることなく、手軽に理想の出店候補地をチェックすることができます。

収支計画のシミュレーション機能では初期費用に加えて、1か月あたり何円の貯金が必要なのか、という開業までの資金計画も立てられます。出店までの道のりがよりクリアになるでしょう。

独自AIエンジンで店舗賃料査定や売上予測

ジュンビーには、データインサイト社が開発した地図AIエンジン「CHARTA(カルタ)」の一部プログラムを活用しています。

CHARTAは、「地図上での分析をすべての人に、もっと身近に」することを目的とした人工知能(AI)。これまで経験や実績を頼りにおこなってきた店舗賃料査定や売上予測を、AIが実施します。

同アプリは、CHARTAのAI店舗賃料査定・売上予測技術と、エリアマーケティングを展開する技研商事インターナショナル株式会社の商圏分析ノウハウを組み合わせて共同開発されたものです。

専門家・仕入れ先の紹介機能も追加予定

今後は、出店準備の専門家や仕入れ先の紹介など、各種機能をリリース予定。同機能では、アプリ上で各専門家とつながり、店舗デザインや工事、仕入れ先などを相談できるといいます。

また、税理士も紹介予定のため、融資や税務申告などの専門的な内容も気軽に相談できるようです。

タスク管理や出店候補地の診断、事業計画など、各種機能が充実しているジュンビー。今後の追加機能や対象エリア拡大にも期待が高まります。

PR TIMES
ジュンビー

(文・Haruka Isobe)

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