サイトアイコン IT NEWS

ドコモのエコノミーMVNO、認知は25%。魅力は価格、エリア、ポイント〜MMD調査

ドコモのエコノミーMVNO
 
NTTドコモが2021年秋に提供を開始した「ドコモのエコノミーMVNO」の認知度は24.4%で、興味・関心を持っているのは7.6%との調査結果をMMD研究所が発表しました。利用検討者は、低価格・低容量やドコモと同じエリア、dポイントなどに魅力を感じています。

ドコモのエコノミーMVNO「全く知らない」が75.6%

MMD研究所が2月22日に発表した「ドコモのエコノミーMVNOに関する調査」は、2021年10月に発表されたドコモのエコノミーMVNOについて、20歳~79歳の男女30,000人に予備調査を実施した中から、ドコモのエコノミーMVNOに興味・関心がある958人を対象として、2022年2月3日~2月7日に本調査を実施する2段階で実施しています。
 
ドコモのエコノミーMVNOの認知・利用状況を尋ねると「全く知らない」が75.6%で最多でした。
 
以下「サービス名はわかるが、内容は知らない」12.4%、「内容を知っているが興味がない」4.3%と続いています。
 

 
認知から利用に至る段階を分析するファネル分析で見ると、「認知」が24.4%、「内容理解」が12.0%、「興味・関心」が7.6%でした。「現在利用」は1.3%でした。
 

 

認知状況、OCNモバイルONEは全年代で7割以上、トーンモバイルは若年層で高い

ドコモのエコノミーMVNOの内容を理解している3,586人に、契約できる通信会社であるOCNモバイルONEとトーンモバイルの認知状況について聞いた結果が下のグラフです。
 
OCNモバイルONEは「知っている」が46.6%、「サービス名は分かるが、プラン内容は知らない」が36.2%で、合計すると82.8%が認知しています。
 
トーンモバイルは「知っている」が25.7%、「サービス名は分かるが、プラン内容は知らない」が34.2%で、認知は59.9%でした。
 

 
OCNモバイルONEとトーンモバイルの認知度を年代別にみると、OCNモバイルONEは20代〜70代のいずれの年代でも認知度が7割以上です。
 

 
一方、トーンモバイルの認知度は20代(79.5%)がピークで、年代の上昇とともに認知度が低下しています。
 

 

エコノミーMVNO利用検討者、ドコモ利用者が36.7%

ドコモのエコノミーMVNOの利用を検討していて、現在通信会社を契約してスマートフォンを利用している618人に、現在契約している通信会社を聞いたところ、最多はNTTドコモの31.6%でした。
 
以下、auが14.9%、ソフトバンクが10.8%、楽天モバイル10.4%と続いています。NTTドコモとahamoを合計すると36.7%でした。
 

 
ドコモのエコノミーMVNOの利用を検討している639人が、ドコモのエコノミーMVNO以外に検討している通信会社(複数回答可)は、ahamoが41.9%でトップでした。以下、楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT Ⅵ)が37.7%、povoが31.8%などと続いています。
 

 

魅力点トップ3は低価格・低容量、エリア、dポイント

ドコモのエコノミーMVNOの利用を検討している264人に、同サービスで魅力に感じる点を聞いたところ(複数回答可)、「低価格・低容量」が45.1%で最も多く、「ドコモと同じ通信エリア」37.5%、「dポイントがたまる」30.3%などと続いています。
 

 
 
Source:MMD研究所
(hato)

モバイルバージョンを終了