NearMe(ニアミー)は2月23日、タクシーの相乗り(略称「シェアタク」)解禁を受け、街中でも行きたいところまでドアツードアで移動できる「nearMe.Town」(ニアミー タウン)を2月24日15時からサービススタートすると発表した。東京都中央区・千代田区・港区・江東区の4エリアで展開する。
利用希望者は、ニアミー タウンの登録サイトにおいて、NearMe公式LINEアカウントの友達追加を行い、アンケートに回答すると受け取れる招待メッセージから参加できる。
乗車前日の18時までに予約するシステムのため、24日から予約開始で25日から乗車が可能となる。運行時間は7~22時(降車時間)まで。1乗車あたりの可能人数は5名、1組あたりの最大人数は4名。発着点は展開する都内4区の全域。料金は国土交通省からの相乗り通達内容に沿って算出される。
nearMe.Town(ニアミー タウン)詳細
- 予約開始日:2022年2月24日15時から
- 乗車可能日:2月25日から(乗車前日の18時までに予約)
- 利用方法:登録サイトにおいてNearMe公式LINEアカウントを友だち追加し、簡単なアンケートに回答。その後、随時送られる招待メッセージから参加
- 運行時間:朝7時(乗車)から夜22時(降車)まで
- 1乗車あたりの乗車可能人数:5名
- 1組あたりの最大人数:4名
- 発着点:東京都内4区(中央区、千代田区、港区、江東区)の全域
- 料金:相乗り通達内容に沿って料金を算出
同サービスは、国土交通省が発表した、2021年11月1日運用開始の一般乗用旅客自動車運送事業における相乗り旅客の運送を受けたもの(一般乗用旅客自動車運送事業における相乗り旅客の運送の取扱いについて)。これにより、配車アプリなどを介して、目的地の近い乗客・旅客同士を運送開始前にマッチングさせて運送するという、シェアタクが可能となっている。
同社は、リアルタイムの位置情報を活用して地域活性化に貢献する「瞬間マッチング」プラットフォーム作りを目指し、まずはMaaS領域において、主に空港と都市をドアツードアで結ぶオンデマンド型シャトルサービス「スマートシャトル」(nearMe.Airport)を2019年8月から展開。すでに全国11空港に拡大しており、その実績を基に独自開発のAIを発展させ、同乗者同士のルーティングの最適化を行ってきた。
NearMe代表取締役社長の髙原幸一郎氏は、今回の相乗り解禁を心待ちにしていたとして、「ニアミーはタクシーをシェアするドアツードア移動で電車・バス・単独のタクシー乗車に次ぐ『第4の公共交通機関』を目指しています」と述べている。
なお同社は、新型コロナウイルス対策として以下を実施している。
- 乗車中の車内換気を徹底
- 全乗務員は運行前に検温を行い、マスクを着用
- アルコール消毒を設置し、乗車の際には乗車客に消毒を依頼
- 前日までに乗車する方を決定し、感染者が出た場合早急に対応
- 降車後の清掃の際、乗車客の触れる箇所にアルコール消毒を実施
- 乗車客同士が隣接しないよう、少人数・大型車で展開
- 乗車客にはマスクの着用を依頼
- Original:https://jp.techcrunch.com/2022/02/24/nearme-2/
- Source:TechCrunch Japan
- Author:Hisashi Shibata